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ラベージの水やりと追肥

ラベージの水やりと追肥|乾かさず、花茎を切って柔らかい葉を保つ

ラベージの栽培イメージ

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ラベージは水切れと肥料切れで葉が固く苦くなります。湿り気を保ち、春に一度追肥し、花茎を早めに切ることで柔らかい葉を長く収穫できます。

地植えと鉢植えで水やりを変える

ラベージは湿った草地が原産で、乾燥を嫌います。地植えでも根付くまでと真夏は水が要り、鉢植えは葉が大きい分だけ蒸散が多く、夏は朝夕の二回必要になることもあります。葉が昼にしおれて夕方に戻るなら問題なく、朝になっても垂れているときが水切れの合図です。

水やりの時間は朝が基本です。夕方に葉を濡らしたまま夜を迎えると、大きな葉が重なった内側が蒸れて病気の入り口になります。真夏に日中しおれていても、土が湿っているなら水は足さず、夕方に戻るかを確かめてから判断します。戻らないときだけ株元へ与えます。

場面水やりの目安注意点
地植え・根付くまで土の表面が乾いたら朝に植え付け後二週間
地植え・春秋一週間雨がなければ株元へ腐葉土を敷いて乾きを抑える
地植え・真夏三日雨がなければ朝にたっぷり葉に水をかけず株元へ
鉢植え表土が乾いたら鉢底から流れるまで真夏は朝夕二回、受け皿の水は捨てる

肥料は春に一度、多すぎると香りが落ちる

ラベージは肥料を好みますが、与えすぎると葉が大きく水っぽくなり、香りが弱まります。元肥植え付け前に土へ混ぜる肥料)は堆肥を多めにし、追肥(育ちの途中で足す肥料)は三月に芽が動き出したころ、緩効性の粒を株元から二十センチ離してひと握り置く程度で足ります。刈り込んだあとに株が疲れていれば、もう一度少量与えます。

葉色で判断します。濃い緑で葉に厚みがあれば足りています。下葉から黄色くなり、新しい葉が小さくなってきたら不足の合図で、液体肥料を規定の倍に薄めて与えます。逆に葉が異様に大きく色が薄いときは与えすぎなので、次の追肥を省きます。

三月に芽出しの追肥
株元から二十センチ離して緩効性肥料をひと握り置き、腐葉土をかぶせます。芽が伸びる前に与えるのが要点です。
刈り込み後に少量
花茎を切ったあとや、夏の刈り込みのあとに、同じ場所へ半量を置きます。新芽の色が濃ければ省いて構いません。
秋は堆肥だけ
十一月に地上部を刈ったら、株元に堆肥をひとすくい置きます。冬のあいだに根の周りへなじみ、翌春の芽出しを助けます。

花茎を切って葉を柔らかく保つ

二年目以降のラベージは、六月から七月に太い花茎を二メートル近くまで伸ばし、黄緑色の小さな花を傘のように咲かせます。花が咲くと葉が固く苦くなり、株の力が種に回ります。葉を使うのが目的なら、花茎が三十センチほどに伸びた段階で根元から切ります。種を採りたいなら一本だけ残し、ほかは切ります。

花茎は三十センチで切る
中心から太い茎が立ち上がって三十センチほどになったら、地際で切ります。放っておくと二メートルまで伸びて株が倒れます。
種用に一本だけ残す
種を採るなら、いちばん太い花茎を一本残して支柱を添えます。二本以上残すと葉の収穫が目に見えて減ります。
切った花茎も使える
若い花茎は皮をむいて刻むとセロリのように使えます。固くなった茎は乾かしてスープの出汁袋に入れます。

花を残すとハナアブやテントウムシが集まり、ほかの野菜のアブラムシ対策になります。葉を使わない時期なら一本残しても構いません。

夏の刈り込みと株の若返り

梅雨明けの七月中旬に、固くなった外葉を地際から切り、株全体を半分の高さまで刈り込みます。二週間ほどで中心から柔らかい新葉が出て、秋まで収穫が続きます。刈り込みは晴れた日の午前中に行い、直後に株元へたっぷり水を与えます。四年目以降は株の中心が空いてくるので、春の株分けで若返らせます。

七月中旬に半分まで刈る
地際から三十センチほどを残して外葉を切り、混んだ茎を抜きます。刈った葉は乾かして保存用にします。
刈った翌朝に水
葉が減った直後は根が弱るので、翌朝に株元へたっぷり水を与えます。一週間は乾かさないようにします。
四年目の春に株分け
株の中心が空いて外側だけ葉が出るようになったら老化の合図です。三月に掘り上げ、芽の付いた根を二〜三つに分けて植え直します。

葉が固い、苦いときの立て直し

ラベージの不調は、葉が固くて苦い、株が倒れる、下葉が黄色く枯れ上がるの三つに集まります。どれも枯れる病気ではなく、水と肥料と花茎の扱いで戻せます。まず今の株の姿を表と照らし合わせてください。

表に当てはまらないときは、まず株を掘らずに土の湿り気と花茎の有無を確かめます。ラベージは根が深いので、表面が乾いていても深いところは湿っていることが多く、あわてて水をやり続けると株元が腐ります。指を第二関節まで差し込んで湿っていれば水は足りています。

姿考えられる原因戻し方
葉が固く苦い花茎の切り遅れ、水切れ花茎を切り、半分に刈って水を与える
葉が大きく色が薄く香りが弱い肥料過多、日陰追肥を省き、日の当たる場所へ
下葉から黄色く枯れ上がる水切れの繰り返し、肥料切れ腐葉土を敷き、薄い液体肥料を一回
株が倒れて広がる花茎の伸びすぎ花茎を切り、株の周りを麻ひもで囲う

ラベージの育てている間に使うもの

ハーブは肥料を与えすぎると、葉は茂っても香りが薄くなります。他の植物より控えめが基本です。

  • ハーブ用の培養土探す言葉「ハーブ 培養土 水はけ」
    規格の目安
    水はけ重視の配合。「ハーブ・野菜用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。

    地中海原産のものが多く、乾き気味を好みます。水もちのよい土だと根が傷みます。

  • 液体肥料(薄めて使う)探す言葉「液体肥料 ハーブ」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液を、さらに薄めて使います。

    与えすぎると香りが薄くなります。月 1 回、規定の半分の濃さから試すのが安全です。

  • 摘芯用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 摘芯 細かい」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    先端を摘むと、その下の節から枝が 2 本出ます。これを繰り返すと収穫量が増えます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 肥料は控えめでよいので、種類を買いそろえる必要はありません。
  • 花が咲く前に摘めば、香りの落ちる時期を遅らせられます。道具は要りません。

ラベージの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はラベージの育て方にまとめています。

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