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メロン・マクワの収穫と保存

メロン・マクワの収穫と保存|受粉日の札とにおいで採りごろを決める

メロン・マクワの栽培イメージ

読むのに約 4

見た目だけでは中の熟れ具合は分かりません。受粉からの日数と株の合図を合わせて採りごろを決めます。

タイプごとの採りごろの目安

採りごろの判断は、受粉からの日数を基準にして、そこに株の合図を重ねる形で決めます。日数だけでも合図だけでも外すことがあるため、二つがそろったときに採るのがいちばん確実です。

タイプ受粉からの日数採りごろの合図
マクワウリ三十五日から四十五日全体が黄色くなり甘い香りが立つ
小玉の交配種四十五日から五十五日実の付け根に細いひびが入る
網目の入るタイプ五十日から六十日網目が盛り上がり色がくすむ

受粉日の札が判断のもとになる

実の見た目だけで熟れ具合を当てるのは、慣れた人でも難しいものです。受粉した日を書いた札を付けておけば、あとは日数を数えるだけで採りごろの見当が付きます。札は雨で消えない油性の筆記具で書きます。

同じ株でも実ごとに受粉した日は違います。実の一つ一つに札を付け、日付の早い順に採る順番を決めておくと、採り遅れも早採りも起きません。札は結び目をゆるめにして、つるが太っても食い込まないようにします。

受粉の日に結ぶ
花粉を付けたその場で、日付を書いた札やひもを実の近くのつるに結びます。あとからでは思い出せません。
予定日を書き足す
札には受粉日だけでなく採りごろの予定日も書き足します。こうしておくと、世話を代わってもらったときでも採る日が伝わります。
順番に採る
日付の早い実から順に採ります。まとめて採ろうとすると、早い実が採り遅れになります。

株が出す合図を読む

日数が近づいたら、株の側の合図を見ます。実の付け根に細いひび割れが出る、巻きひげが茶色く枯れる、実の近くの葉が黄色くなる、甘い香りが立つ、といった変化がそろってくれば採りごろです。

マクワは熟すと実の付け根が自然に離れます。手で持ち上げてわずかに動くようなら、その日のうちに採ります。触りすぎると落ちてしまうので、確かめるのは一日一回にします。

判断に迷ったときは、同じ日に受粉した実を一つだけ先に採って切ってみます。中の色と甘さを確かめてから残りの採り日を決めれば、まとめて失敗せずに済みます。

巻きひげを見る
実の付いた節から出た巻きひげが茶色く枯れていれば、中の熟れが進んでいる合図になります。
香りを確かめる
朝の涼しい時間に鼻を近づけます。甘い香りが立っていれば採りごろ、無臭ならもう数日待ちます。
付け根を触る
付け根に細いひびが入っていれば熟れています。強く押すと割れるので、指の腹でそっと触れて確かめます。
朝のうちに採る
気温の低い朝に、つるを二センチほど付けてはさみで切ります。日中に採ると実が熱を持ち日持ちが落ちます。

採ったあとの追熟で味が決まる

網目の入るタイプや小玉の交配種は、採ってすぐより数日置いたほうが香りと甘さが乗ります。風通しのよい涼しい場所に置き、毎日香りを確かめます。冷蔵庫に入れるのは食べる二時間から三時間前だけにします。

マクワは追熟をあまりさせず、採りたてのしゃきっとした食感が持ち味です。置きすぎると身がぼやけるので、二日以内に食べ切るか、切ってから冷やして使うのが向いています。

タイプ追熟食べごろの合図
マクワウリほぼ不要採ったその日から二日以内
小玉の交配種二日から四日付け根を押すとわずかに沈む
網目の入るタイプ四日から七日香りが強く、底が柔らかくなる

保存と食べ切り方

丸ごとの実は室温の涼しい場所で保存します。低温に長く置くと甘みが感じにくくなるため、熟すまでは冷蔵庫に入れません。切ったあとは種とわたを取り、密閉して冷蔵し、二日ほどで食べ切ります。

たくさん採れたときは、果肉を一口大に切って冷凍しておくと、凍ったまま食べたり飲み物に使ったりできます。解凍すると水っぽくなるので、凍ったまま使うのが向いています。

丸ごとは室温
食べごろになるまでは風通しのよい涼しい場所に置きます。直射日光の当たる窓辺は避けます。
冷やすのは直前
食べる二時間から三時間前に冷蔵庫へ入れます。丸ごと長く冷やすと香りが飛び、甘みも感じにくくなります。
切ったら密閉
種とわたを取り除き、容器か袋で密閉して冷蔵します。切り口が乾くと風味が落ちます。
余りは冷凍
一口大に切って重ならないように凍らせます。凍ったまま食べるとしゃりしゃりした食感を楽しめます。

収穫でつまずいたときの切り分け

甘くない、中がすかすか、皮が硬いといった結果は、採る時期か水の管理のどちらかに理由があります。次の実で直せる部分が多いので、その年のうちに原因を書き留めておきます。

甘くないとき
採るのが早すぎたか、終盤の水が多すぎた可能性が高いです。次は日数を守り、二週間前から水を絞ります。
中に空洞があるとき
採り遅れが原因です。札の日数を過ぎたら毎日香りと付け根を確かめ、合図が出たその日のうちに採るようにします。
実が小さいとき
一株に付けた数が多すぎたか、葉が病気で減っていた場合です。次は数を三個までに絞ります。
採る前に落ちたとき
熟して自然に離れたものは食べられます。青いまま落ちたなら水切れか病気なので、株の状態を確かめます。

メロン・マクワの収穫に使うもの

穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。

  • 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
    規格の目安
    刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。

    引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。

  • 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
    規格の目安
    20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。

    袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。

  • 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
    規格の目安
    厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。

    穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。

  • 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
    規格の目安
    通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。

    根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
  • 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。

メロン・マクワの収穫までのコツは作物ページに

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