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メロン・マクワの病害虫と障害

メロン・マクワの病害虫と障害|うどんこ病とつる割病を防ぐ

メロン・マクワの栽培イメージ

読むのに約 4

ウリ科は病気が出やすい仲間です。症状から原因を読み分け、出る前に手を打つ方法をまとめます。

症状から原因を読み分ける

同じ葉の変色でも、白い粉ならうどんこ病、まだらな黄色ならべと病、株ごと昼にしおれるならつる割病というように、見た目で原因はかなり絞れます。手当てはそれぞれ違うので、まず見分けます。

見分けの目安は、変色が葉の表だけか裏にも出ているか、株の一部か全体かの二点です。朝と昼の二回、同じ株を見て確かめると、水切れと病気の違いがはっきりします。

症状考えられる原因手当て
葉に白い粉うどんこ病その葉を取り、風通しを良くする
葉がまだらに黄変べと病下葉を外し、水を葉にかけない
昼だけ株がしおれるつる割病株ごと処分。翌年は接ぎ木苗にする
葉に丸い食べあとウリハムシ朝に捕る。苗のうちは覆いをかける

ウリハムシは苗のうちが勝負

オレンジ色の小さな甲虫で、植えたばかりの苗の葉を丸くかじります。本葉が数枚しかない時期に葉を食われると立ち直れないため、苗のうちは物理的に近づけないのがいちばん確実です。

つるが伸びて葉の枚数が増えれば、多少かじられても株は育ちます。成虫は動きが素早いので、気温の低い早朝に捕ると取りやすくなります。

食べられた葉は元に戻りませんが、新しい葉が次々に出るようになれば被害は追い越せます。株を早く大きくすることが結局はいちばんの対策になります。

覆いをかける
植え付け直後から不織布やあんどんで囲います。つるが囲いを越えるまで続ければ、被害はほぼ止まります。
早朝に捕る
気温が上がる前は動きが鈍く、手で捕まえられます。下に容器を構えて葉を揺すると落ちてきます。
光るものを敷く
銀色のマルチや反射材を敷くと飛来が減ります。地面からの照り返しを嫌う性質を利用します。

うどんこ病は風通しと早取りで抑える

葉の表に白い粉をまいたような斑点が出る病気で、梅雨明けの乾いた時期に広がります。放っておくと葉全体が白くなって光を受けられなくなり、実の甘みが乗らないまま終わってしまいます。

葉が重なって風が抜けない場所から出るので、混みすぎた葉を外して光と風を通します。最初の数枚のうちに取り除けば、広がりはかなり抑えられます。

見つけた葉を取る
白い斑点の出た葉は付け根から切り、畑の外へ持ち出します。その場に置くと胞子が飛び散ります。
葉を間引く
重なった葉を数枚外し、株の中まで光が入るようにします。つるの向きを整えるだけでも通りが良くなります。
薬に頼るとき
広がって手に負えないときは、野菜用として売られている薬剤を表示どおりに使います。収穫前の日数を必ず守ります。

つる割病と土から来る病気

晴れた日の昼だけ株全体がしおれ、朝夕は戻る症状をくり返したあと枯れる病気です。土の中の菌が原因で、いちど出た場所では薬でも止まりません。株を抜いて処分し、その土ではしばらくウリ科を作らないようにします。

予防の要は接ぎ木苗を使うことと、同じ場所でウリ科を続けないことです。狭い畑なら、年ごとに作る場所をずらす計画を先に立てておきます。

しおれ方を見る
昼にしおれて朝に戻るのをくり返すなら土の病気を疑います。水切れなら水を与えた翌朝に完全に戻ります。
株ごと処分する
疑わしい株は迷わず早めに根ごと抜き取り、畑の外へ出して処分します。残しておくと土の中で菌が増え、周りの健康な株にも次々と広がります。
翌年の場所を変える
同じ場所でウリ科は三年から四年空けます。難しければ接ぎ木苗と新しい土の容器づくりに切り替えます。

実の割れや変形は病気ではない

実が縦に割れる、片側だけ膨らむ、表面に筋が入るといった症状は虫でも菌でもなく、水や受粉のむらから来る生理的な障害です。原因が分かれば次の実で確実に直せます。

障害は薬では直りません。次の実に向けて水のやり方と受粉のしかたを変えることが、そのまま手当てになります。記録を残しておくと翌年の判断が早くなります。

見た目起きていること次に直す方法
縦に割れる乾いた土に急に水が入った収穫前は水を絞り、雨よけをかける
片側だけ太る花粉の付き方が片寄った受粉のとき花全体に均一に付ける
表面に細い筋太る時期の水切れ実が太る盛りは乾かさない
中に空洞採り遅れ受粉の札の日数どおりに採る

病害虫でつまずいたときの切り分け

手当ての順番は、まず広がりを止める、次に原因を減らす、最後に次作の予防を決める、の三段階です。全部の株を一度に薬でどうにかしようとするより、悪い葉を取るほうが早く収まります。

悪い部分を取る
白い葉、まだらな葉、腐った実をまず外します。取り除くだけで進行が遅くなり、様子が見やすくなります。
環境を変える
混みすぎなら葉を減らし、湿りすぎなら排水の溝を切ります。原因の環境を残したままでは再発します。
残す株を決める
土の病気が疑われる株は思い切って抜きます。残す株に手をかけたほうが収穫は増えます。
翌年に備える
その年に出た病気を書き留め、次は接ぎ木苗、場所替え、雨よけのどれで防ぐかを決めておきます。

メロン・マクワの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はメロン・マクワの育て方にまとめています。

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