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メロン・マクワの種まきと育苗

メロン・マクワの種まき方法と時期|地温二十八度で芽を出し、夜十五度を保って一か月

メロン・マクワの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
直まき / 育苗
まず確認
メロン・マクワは寒さに弱く、苗のうちは夜も十五度が目安です。ポットにじかにま…

読むのに約 6 分

メロン・マクワは寒さに弱く、苗のうちは夜も十五度が目安です。ポットにじかにまき、加温と日当たりで一か月かけて植え頃の苗にします。

植えたい日の一か月前にまく

メロン・マクワの苗は、種をまいてから本葉三枚から四枚の植え頃まで、およそ二十五日から三十日かかります。関東の露地で五月中旬に植えるなら、まくのは四月中旬が目安です。夜はまだ十度を下回る日が多く、種から育てるなら夜の保温が欠かせません。

初めて種から育てるなら、マクワウリかプリンス型の小玉がおすすめです。網目の入る大玉は苗作りまでは同じでも、その後の管理が難しく、育苗にかけた手間が実りにつながりにくくなります。

メロンの種をまく様子
メロンの種まきの手順を写真で確認できます。
作型種まき植え付け温度の手当て
トンネル早植え(中間地)3月下旬〜4月上旬4月下旬〜5月上旬加温しないと育たない
露地の標準(中間地)4月中旬5月中旬夜は加温か室内へ取り込む
露地(寒冷地)5月上旬6月上旬冷える夜だけ取り込む
マクワの遅まき5月中旬〜下旬6月中旬加温は不要。直まきもできる

種から育てた苗は自分の根で育つ苗です。三年以内にキュウリやスイカを作った場所は避け、新しい土のプランターか、ウリ科を作っていない畝に植えます。

ポットに二粒、まく深さは一センチ

メロン・マクワは根を切られるのを嫌うウリ科です。小さな箱にまいて植え替える方法は避け、九センチのポットに直接まいて、そのまま植え付けまで育てます。種はスイカより小さく軽いので、深くまきすぎないことが大事です。

ポットと土の準備
九センチのポットに市販の種まき用土を八分目まで詰め、先に水をかけて土全体を湿らせておきます。乾いた土にまくと、水をかけたときに種が浮いて動きます。
二粒を平らに置く
指先で深さ一センチのくぼみを二つ作り、種を一粒ずつ平らに寝かせて置きます。交配種の種は値段が高いので、三粒以上まいて捨てることはしません。
土をかけて軽く押さえる
一センチほど土をかけ、指の腹で軽く押さえます。ポットを保温箱か加温マットの上に移し、乾燥を防ぐために上からラップを軽くかけておきます。

温度管理の目安は昼二十八度、夜十五度

メロン・マクワの発芽に向く地温は二十五度から三十度で、二十八度前後なら三日から五日で芽が出ます。二十度を下回ると芽が出るまで十日以上かかり、その間に種が腐りやすくなります。四月の室内では地温が足りないため、育苗用のヒーターマットか保温箱で温めます。

芽が出てからは昼二十五度から二十八度、夜十八度から二十度が理想です。メロン・マクワの苗は寒さに弱く、夜は十五度を下回らせないのが目安で、十二度を下回る夜に当たると葉が縮れて育ちが止まります。一方で昼の高温に夜も暖かいままの状態が重なると、すぐに徒長(茎だけ細長く伸びて弱くなること)します。

加温の道具がなければ、発泡スチロール箱の底にお湯を入れたペットボトルを並べ、その上にポットを置いてふたをします。お湯は朝と夜に入れ替えます。芽が出たら、昼は南向きの窓辺か屋外の日なたに出し、日が傾く前に室内へ戻すのを毎日繰り返します。

発芽まで二十八度を保つ
ヒーターマットは地温二十八度前後に合わせ、土に挿した温度計を朝と夜に見ます。ラップの内側に水滴が付いていれば、湿り気は足りています。
芽が出たらラップを外す
芽の先が見えたら、その日のうちにラップを外し加温を弱めます。外し忘れて蒸れると、双葉の付け根から腐る苗立ち枯れが出やすくなります。
夜は十五度を下回らせない
最低気温の予報が十五度を下回る夜は、ポットを室内の部屋の中ほどに入れます。窓のそばは夜に外と同じくらい冷えるので避けます。
昼の高温は換気で逃がす
保温箱や窓辺は晴れた昼に三十五度を超えることがあります。触ってみて葉が熱いと感じたら、ふたを開けるか置き場所を変えて温度を下げます。
時期昼の目安夜の目安やり方
発芽まで28〜30℃25℃前後ヒーターマットか湯入りの保温箱
発芽直後〜本葉1枚25〜28℃18〜20℃昼は窓辺、夜は暖かい室内
本葉2〜3枚25℃前後15〜18℃夜だけ保温箱か室内に入れる
植え付け前の1週間外の気温15℃を目安昼は外、冷える夜は取り込む

芽が出たら日に当て、本葉一枚で一本に

メロン・マクワの苗は光が足りないと双葉の下の茎がすぐ伸びます。暖かい日は朝から屋外の日なたに出し、雨の日や風の強い日は窓辺で過ごさせます。ポット同士の葉が重なってきたら間隔を広げ、どの苗にも日が当たるようにします。

毎朝日なたに出す
晴れて風の弱い日は、朝八時ころから日なたに出します。日が傾いて気温が下がり始める三時ころには取り込み、夜の冷えに当てないようにします。
水は表面が乾いたら
土の表面が白く乾いたら、朝のうちにポットの底から流れ出るまで与えます。常に湿っていると根が浅く張り、苗立ち枯れの原因にもなります。
本葉一枚で一本に間引く
本葉が一枚開いたら、双葉がそろい茎の太い一本を残し、もう一本は地際からはさみで切ります。抜き取ると残す苗の根が傷みます。
液肥は葉色を見てから
培養土を使っていれば肥料は要りません。本葉二枚を過ぎても葉が淡い黄緑なら、薄めた液体肥料を一週間に一度、水やりの代わりに与えます。

植え頃は本葉三枚から四枚、外気に慣らす

植え頃は本葉三枚から四枚、まいてから二十五日から三十日です。根がポットの中に回り、抜くと白い根が見える状態が目安になります。本葉が五枚を超えると根がポットの底で巻き、植えてからつるが伸び出すまでに時間がかかります。

植え付けの判断は、夜の最低気温が十度を下回らなくなったころです。畑にマルチと行灯を用意できていれば、その中は外より数度暖かく保てます。

一週間かけて外に慣らす
植え付けの一週間前から、昼は外に出したままにし、夜は取り込みます。最後の二晩は、最低気温が十五度近くあれば外に置いて慣らします。
植え付けの日を決める
本葉三枚から四枚で、最低気温が十度を下回らなくなったら植え時です。寒の戻りが予報に出ている週は、ポットのまま数日待ってから植えます。
苗の姿見立てすること
本葉3〜4枚、節が詰まる植え頃外に慣らして植える
本葉2枚で根が回ったやや若い夜が暖かければ植えてよい
本葉5枚以上、下葉が黄ばむ老化苗根鉢を崩さず急いで植える

育苗の失敗とその原因

メロン・マクワの育苗の失敗は、寒さと湿りすぎから来るものが大半です。苗の姿から原因を見分け、温度と水のどちらを直すかを判断してから手を打ちます。中間地なら五月上旬までまき直しても、夏の収穫に間に合います。

症状原因立て直し
一週間たっても芽が出ない地温が二十度に届いていない加温して二十八度前後に上げる
芽が出た後に根元がくびれて倒れる低温と過湿による苗立ち枯れ倒れた苗は抜き、水を控えて新しい土にまき直す
茎がひょろ長く双葉が淡い光不足のまま暖かすぎた日なたに出し、夜の温度を下げる
葉が縮れて紫がかる夜に十二度を下回った夜は室内に入れ、十五度以上を保つ
本葉が出ず双葉だけで止まる低温か水のやりすぎで根が弱った土が乾くまで水を控え、昼は日に当てる

交配種のメロンから採った種をまいても、親と同じ実はなりません。種は毎年新しく買い、袋に書かれた発芽率と有効期限を確かめてからまきます。

種まきの手順

メロン・マクワは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

メロン・マクワの種まきでよくある質問

メロン・マクワの種はいつまく?

トンネル早植え(中間地): 3月下旬〜4月上旬。露地の標準(中間地): 4月中旬。露地(寒冷地): 5月上旬。マクワの遅まき: 5月中旬〜下旬。

メロン・マクワの種はどうやってまく?

直まきか育苗でまきます。

メロン・マクワの種まき後の水やりは?

乾いた土にまくと、水をかけたときに種が浮いて動きます。

メロン・マクワの種まきに使うもの

種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。

    粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。

    ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
    規格の目安
    幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。

    発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。

    まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
  • 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。

メロン・マクワの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はメロン・マクワの育て方にまとめています。

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