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ミョウガの病害虫と障害

ミョウガの病害虫と障害|根の腐りとナメクジに気をつける

ミョウガの栽培イメージ

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ミョウガは病害虫の少ない作物ですが、水はけの悪さによる根の腐りとナメクジには注意が要ります。

症状から原因を絞る

ミョウガは丈夫で、葉物のように虫に食い荒らされることはほとんどありません。不調が出たときは、まず水はけと日ざしを疑ってください。この二つで説明が付くことが大半です。

花穂に直接被害が出るのはナメクジくらいです。地際で育つ性質上、地面を歩く虫の影響を受けやすいので、株元に物を置かない、敷きわらを厚くしすぎないという工夫が効きます。

症状考えられる原因その場ですること
株元から茎が倒れ、腐って臭う根茎腐敗病その株を抜き、水はけを直す
花穂に穴があき筋が光るナメクジ夕方に見回り、株元の物をどける
葉に薄い黄色の筋が入る細菌による病気傷んだ葉を取り、株間を空ける
葉裏に細かい点と色あせハダニ葉裏に水をかけ、乾燥を防ぐ
葉の縁が茶色く枯れる強い日ざしか乾きよしずで光を弱め、株元を覆う
新芽に小さな虫が群れるアブラムシ水で流し、多ければ野菜用の殺虫剤

根の腐りは水はけで防ぐ

ミョウガの被害でいちばん厄介なのが、地下茎が腐る病気です。梅雨や台風のあと、水がたまる場所に植えた株から出ます。茎が地際で倒れ、抜くと悪臭がするのが特徴で、薬では戻せません。

対策は水はけを作ることに尽きます。湿り気を好む作物ですが、水がたまるのは別の話です。植える前に十センチ土を盛って高くしておくだけで、この病気はほとんど出なくなります。

傷んだ株を抜く
地際から倒れて臭う株は、周りの土ごと掘り上げて処分します。畑に残すと隣の株に広がります。
土を盛って高くする
植え場所を10センチほど盛り上げ、周りに浅い溝を切って水の逃げ道を作ります。これが最大の予防です。
場所をずらす
出た場所には数年ミョウガを植えません。1メートル以上離れた別の日陰に植え直すほうが確実です。

ナメクジは花穂を狙う

湿った日陰はナメクジにとっても居心地のよい場所です。地際から出たばかりの柔らかい花穂がかじられ、朝に見ると穴があき、光る筋が残っています。ミョウガでいちばん実害の大きい相手です。

薬に頼らずとも、隠れ場所を減らすだけでかなり違います。株元に置いた鉢や板、厚く敷きすぎたわらが昼間の隠れ家になっているので、これを取り除きます。夕方の見回りも効きます。

夕方に見回る
日が落ちてから懐中電灯で株元を照らし、見つけたものを取り除きます。数日続けると目に見えて減ります。
隠れ場所を減らす
株元に置いた鉢や板をどけ、敷きわらは厚くしすぎません。株元から5センチほどは空けておきます。
早めに収穫する
花穂は出たら早めに採ります。地際に長く置くほど、かじられる機会が増えていきます。

葉に出る病気と日焼けの見分け

葉に薄い黄色の筋が入って広がるのは細菌による病気で、混み合って風の通らない株から出ます。傷んだ葉を取り除き、混んだ茎を間引いて風の道を作ると止まります。

一方、葉の縁だけが茶色く枯れるのは病気ではなく、日ざしか乾きによる傷みです。株の中心の若い葉が元気なら心配は要りません。傷んだ葉を切り、光を弱めて水を切らさないようにします。

筋か縁かを見る
葉の中に筋状に入るなら病気、縁から茶色くなるなら日焼けか乾きです。見分けがついたら手当てを変えます。
傷んだ葉を取る
筋の入った葉は付け根から切り、袋で処分します。株元に落とすとそこから広がってしまいます。
混んだ茎を間引く
茎が密集しているところを地際で数本切り、株の中に風が通るようにします。一度に3割までにします。

夏のハダニと乾燥

雨の少ない真夏、葉の裏に細かい点が付いて葉全体がかすれたように色あせることがあります。ハダニで、乾いた環境で急に増えます。もともと湿り気を好む作物なので、乾きを止めれば防げます。

水に弱いので、葉裏に水をかけるだけでかなり減ります。株元を覆って土の乾きを止めることも予防になります。かすれてしまった葉は戻らないので、取り除いてください。

葉裏に水をかける
ホースの先を細くして下から葉裏に水を当てます。数日続けると目に見えて減ります。朝のうちに行います。
株元を覆う
わらや刈った草を5センチ敷いて土の乾きを止めます。株の周りが乾かないだけで発生が減ります。
色の抜けた葉を取る
かすれて色が抜けた葉は回復しないので、付け根から切り取り、袋に入れて処分します。株元に落とさないようにします。

毎年同じ症状が出るときは株を疑う

同じ症状がくり返されるなら、株そのものが古くなっている可能性があります。地下茎が混み合った株は葉が細く病気に弱くなり、肥料では戻りません。三年から四年に一度の掘り上げが根本の手当てになります。

掘り上げたときに地下茎が黒く腐っていたら、その部分は捨てて健全な白い部分だけを植え直します。植える場所も一メートルほどずらすと、土に残った病原を避けられます。

場面起きること手当て
3年以上植えっぱなし葉が細く病気が出やすい春に掘り上げて株分けする
地下茎が黒く柔らかい腐りが進んでいる白い部分だけ残して植え直す
同じ場所で毎年腐る水はけが悪い10センチ盛って別の場所に移す
容器で年々小さくなる根が詰まっている春に土と地下茎を入れ替える

ミョウガの収穫までのコツは作物ページに

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