GadeninEnglishアプリを入れる
ミョウガの増やし方

ミョウガの増やし方と株の更新|三年に一度掘り上げて分ける

ミョウガの栽培イメージ

読むのに約 4

ミョウガは地下茎の株分けで増やします。三年から四年で混み合うので、掘り上げて植え直します。

増やす方法は地下茎の株分け

ミョウガは花が咲いても種はほとんどできません。増やす方法は地下茎を切り分ける株分けだけです。親株と同じ性質のものが増え、翌年から花穂が採れるので、家庭ではこの方法しか使いません。

作業の時期は、芽が動く前の二月下旬から三月中旬か、地上部が枯れた十月から十一月です。生育している夏に掘ると株が大きく弱るので、その時期だけは避けてください。

時期できること向く場面
2月下旬から3月中旬植え付け、株分け、容器の更新いちばんよい時期
10月から11月植え付け、株分け春に間に合わなかったとき
6月から9月触らない掘ると株が弱る

株が古くなる合図

植えて三年から四年たつと、地下茎が土の中で網の目のように混み合います。すると一本ずつに回る養分が減り、茎が細く花穂も小さくなります。肥料を足しても戻らないなら、混みすぎを疑ってください。

地表近くに地下茎が浮いてくるのも合図です。土の下に伸びる場所がなくなって上へ回り始めた状態で、乾きの影響も受けやすくなります。この姿を見たら次の春に掘り上げます。

茎の太さを比べる
去年より茎が細く、本数だけ増えているなら混みすぎです。1年で急に変わるものではありません。
株元を掘って見る
スコップで株の端を20センチ掘り、地下茎が指の入る余地なく詰まっていれば更新の時期です。
浮いた地下茎を探す
土の表面を手でなでて、硬い茎が浅いところを走っていないか確かめます。浮いていれば場所が足りていません。

掘り上げと切り分けの手順

掘るときは株から三十センチ離してスコップを入れ、根鉢ごと持ち上げます。近くに刺すと地下茎を切ってしまい、使える材料が減ります。持ち上げたら土を落とし、色と芽の位置を確かめます。

白くて張りのある部分に芽が二つか三つ入るよう、十五センチから二十センチに切り分けます。黒く柔らかい部分は迷わず捨ててください。切り口は三十分ほど日陰で乾かしてから植えます。

30センチ外から掘る
株の中心から30センチ離した位置にスコップを垂直に入れ、四方から差してから持ち上げます。
土を落として選ぶ
手で土を落とし、白く張りのある地下茎と黒く柔らかい部分を選り分けます。黒い部分は処分します。
15センチに切る
芽が2つから3つ入るように、清潔なはさみで15センチから20センチに切ります。細すぎる部分は使いません。
切り口を乾かす
日陰に30分置いて切り口の水気を飛ばしてから植えます。ぬれたまま埋めると腐りの入り口になります。

植え直す場所を選ぶ

同じ場所に戻すこともできますが、一メートルほどずらすほうが結果がよくなります。土の疲れと、地下茎に残った病気を持ち越さずに済むためです。ずらせない庭なら、掘った穴に堆肥を入れて作り直します。

植え方は最初の植え付けと同じで、深さ五センチから十センチに寝かせ、株間十五センチから二十センチをとります。植えたあとはたっぷり水を与え、落ち葉やわらで覆って乾きを止めます。

新しい日陰を用意する
元の株から1メートルほど離れた半日陰を選び、完熟堆肥を1平方メートルに3キロ混ぜて耕します。
浅く寝かせて植える
深さ5センチから10センチの溝に芽を上にして寝かせ、株間15センチから20センチで並べて土をかぶせます。
水と覆いで仕上げる
たっぷり水を与え、わらや落ち葉を3センチ敷きます。芽が出るまで1か月かかることもあるので待ちます。

増えすぎを止める

ミョウガは条件が合うと地下茎で庭中に広がります。日陰を埋めてくれるのは利点ですが、ほかの植物を押しのけたり通路まで出てきたりもします。範囲を決めておくと後の手間が減ります。

すでに広がってしまった場合は、範囲の外に出た芽を見つけ次第、地下茎ごと引き抜きます。地上の茎だけ刈っても地下茎が残るので、また出てきます。春の芽出しのころが取りやすい時期です。

場面起きること抑え方
花壇の中に植えた隣の植物を押しのける深さ30センチの仕切りを埋める
通路まで出てきた踏まれて傷む春に地下茎ごと引き抜く
容器で育てている2年で根が詰まる春に地下茎を3分の1減らす
日陰を埋めたい数年で一面になるそのまま広げてよい

うまくつかないときの原因

株分けした地下茎が芽を出さないときは、乾かしたか、深く埋めたか、芽の付いていない部分を植えたかのどれかです。掘り上げてから植えるまでの時間が長いほど失敗するので、作業は一日で終わらせます。

植えて一か月たっても動かない場合は、一本掘って確かめます。白く固ければ生きているので埋め戻し、褐色でぶよぶよなら新しい材料に替えます。同じ失敗をくり返さないよう深さと乾きを見直してください。

症状考えられる原因手当て
まったく芽が出ない芽のない地下茎を植えた白い芽が2つ以上ある部分を使う
一部だけ芽が出る植えるまでに乾かした掘った当日のうちに植える
芽が出たが伸びない深く埋めすぎた深さ5センチに植え直す
地下茎が腐る水がたまる場所10センチ土を盛って高くする
1年目に花穂が出ない正常な姿翌年を待つ

ミョウガの種取り・株分けに使うもの

来年も同じものを育てるなら、しまい方でその種の寿命が変わります。

  • チャック付き保存袋探す言葉「チャック袋 小分け 種」
    規格の目安
    小さめのもの。品種名と採った年を書けるラベル面のあるものが便利です。

    種は湿気で寿命が縮みます。封のできる袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に置くのがいちばん簡単です。

  • 乾燥剤(シリカゲル)探す言葉「シリカゲル 乾燥剤 食品用」
    規格の目安
    食品用の小袋。色が変わって交換時期の分かるものがあります。

    袋に一緒に入れておくだけで、翌年の発芽率が変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • F1 品種の種を採っても、親と同じものにはなりません。採るなら固定種を選びます。
  • 専用の種子保存容器は要りません。袋と乾燥剤で足ります。

ミョウガの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はミョウガの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ミョウガについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる