科: ショウガ科属: Zingiber日当たり: 半日陰水やり: 多め。乾かさない耐寒性: 強い(地上部は枯れる)
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月のミョウガは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る
ミョウガを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植え付け日
3〜4月に地下茎を植えます。日付を残しましょう。収穫は翌年からです。
最初のつぼみを見た日
地際に顔を出します。日付を残すと翌年の目安になります。
株分けした日
3〜4年で込み合います。日付を残しましょう。
収穫までのコツ
ミョウガを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
地下茎は15cmに切って植える
芽が2〜3個つくよう切り分け、深さ7cmほどに横に寝かせます。浅いと乾燥し、深すぎると芽が出るまでに時間がかかります。
夏は敷きわらを厚くする
花芽は地際の湿り気で育ちます。わらや腐葉土を厚く敷くと乾燥を防げるうえ、土が柔らかくなって収穫もしやすくなります。
株元を探ってねじり抜く
つぼみは落ち葉の下に隠れています。手でかき分け、根元をつまんでねじるように抜くと、地下茎を傷めずに採れます。
収穫後の8月に軽く追肥する
夏ミョウガを採った後に化成を少量施すと、秋に出るつぼみの数が増えます。株が疲れたまま冬に入るのも防げます。
秋に枯れ葉を刈って堆肥を置く
地上部が枯れたら地際で刈り、堆肥を2〜3cm敷きます。冬の乾燥から地下茎を守れて、翌年の芽数が目に見えて増えます。
ミョウガの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
ミョウガの病害虫(15)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
青枯病
病気一般的な内容
症状 日中に葉が青いまましおれ、朝夕は回復する状態を数日繰り返したのち枯死する。茎を切って水に浸すと白濁した細菌液が糸を引いて出る。
予防 連作を避け、抵抗性台木の接ぎ木苗を使う。排水をよくして高畝にし、根を傷つける深耕や過度な中耕を控える。
対処 有効な治療手段はないため、発病株は土ごと早めに抜き取り処分する。作業に使ったハサミや手を洗い、同じ場所でのナス科の連作をやめる。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Erwinia tracheiphila、青枯病菌、Ralstonia sp.
軟腐病
病気一般的な内容
症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。
予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。
対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11
ネコブセンチュウ
害虫一般的な内容
症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。
予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。
対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5
記録されている病名(12)
農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。
よくあるトラブル
つぼみが出ない
植え付け1年目は出ないことが多いです。2年目以降、乾燥を防ぐと出ます。
つぼみが開いてしまった
収穫遅れです。花が咲く前の締まったつぼみを採ります。数日で開くのでこまめに見ます。
葉が枯れる
乾燥です。敷きわらを厚くし、夏は水やりします。
品種一覧(8)
Gadenin の作物マスタに登録されているミョウガの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ2
さ3
は1
わ1
その他1
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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