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パパイヤの植え付け

パパイヤの植え付け|五月下旬の定植、深植え厳禁と大鉢・高畝の作り方

パパイヤの栽培イメージ

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根が浅く、過湿と寒さに弱い植物です。高畝か大鉢で水はけを作り、暖かくなってから植えます。

地植えか鉢植えかを決める

一年で青パパイヤを採るなら地植えのほうが大きく育ち、収量も上がります。冬越しして完熟を狙うなら鉢植えにして室内に取り込みます。どちらも日当たりが一日六時間以上ある場所が必要です。日照が足りないと茎が伸びるだけで花が付きません。

迷ったら、冬に鉢を入れられる場所があるかで判断します。窓辺に高さ1.5メートルの鉢を置ける場所がなければ、一年作型の地植えに絞ったほうが手間なく楽しめます。

場面向く植え方注意
庭があり青パパイヤが目的地植えの高畝冬に枯れる前提で秋に片付ける
ベランダ12号以上の大鉢風で倒れるので壁際に置く
冬越しして完熟を狙う10〜12号の鉢室内に入れられる高さで管理する
水はけの悪い粘土質の畑高畝か袋栽培根腐れが最も多い失敗

土づくりと高畝

根が浅く空気を好むので、水はけが最優先です。植える二週間前に堆肥元肥植え付け時に土へ混ぜる肥料)を入れ、高さ20〜30センチの高畝を作ります。ペーハーは6から6.5が目安で、酸性の畑には苦土石灰を少し入れます。

深く耕して堆肥を混ぜる
深さ30センチまで耕し、1平方メートルあたり完熟堆肥3キロと苦土石灰100グラムを混ぜます。粘土質なら腐葉土やもみ殻も加えます。
元肥は控えめに
化成肥料を1平方メートルあたり100グラム程度にとどめます。窒素が多いと葉ばかり茂って花が遅れます。
高畝を立てる
幅60センチ、高さ20〜30センチの畝を作り、黒マルチを張ります。地温が上がり、雨のはね返りも防げます。

鉢植えの土と大きさ

鉢は最終的に12号(直径36センチ)以上が必要です。最初から大鉢に植えると土が乾かず根が傷むので、5号、8号、12号と段階的に大きくします。土は野菜用培養土パーライトを二割混ぜ、水はけを高めます。

鉢の大きさ移す目安土の配合
5号苗を買った直後野菜用培養土8・パーライト2
8号本葉が十枚を超えたころ同じ配合、鉢底石を厚めに
12号以上高さ50センチを超えたころ同じ配合、支柱を先に立てる

鉢は軽いプラスチック製が扱いやすいですが、風で倒れやすいので、底に鉢底石を多めに入れて重心を下げます。

定植の手順

最低気温が15度を超え、日中が25度前後になる5月下旬が関東の適期です。早く植えても寒さで止まり、6月に植えた株に追い抜かれます。曇りの日か夕方に植えると、根付くまでの水切れが減ります。

植えた直後にたっぷり水をやり、その後は土の表面が乾くまで待ちます。根付いたかどうかは、朝に葉がぴんと立っているかで確かめます。一週間ほどで新しい葉が動き始めれば成功です。

植え穴は根鉢より少し大きく
根鉢と同じ深さ、一回り大きい穴を掘り、穴に水を注いで染み込ませてから苗を置きます。
根鉢は崩さない
パパイヤは根が傷むと回復に時間がかかります。ポットから抜いたら形を崩さず、そのまま置きます。
深植えしない
根鉢の表面が地面と同じか、少し高くなるように植えます。茎が土に埋まると茎の根元が腐ります。
仮支柱を立てる
苗のうちは風で振られて根が切れます。50センチほどの支柱を根鉢を避けて立て、ひもで軽く結びます。

株間と本数

矮性の野菜用品種でも葉の広がりは直径1.5メートルほどになります。株間は1.5メートル、列の間は2メートルが目安です。両性株の品種でも念のため二本以上植えておくと、一本が雄株だったときや枯れたときの保険になります。

三本植えて全部に実が付いたら、秋に食べきれないほど採れます。それでも一本だけ植えて雄株だったときの落胆を思えば、二本以上が安心です。余った青パパイヤは冷凍や漬物にできます。

品種のタイプ株間一株あたりの目安
矮性の野菜用1.2〜1.5メートル青パパイヤ10〜20個
普通の草丈の品種2メートル秋までに数個〜10個
鉢植え鉢を1メートル離す5〜10個

植え付け後に起きるトラブルと手当て

植えて二週間の間に葉がしおれる、下葉が黄色くなるのはよくあることで、根が動き始めれば新しい葉から回復します。株元が黒く柔らかくなっている場合だけは根腐れなので、水を止めて様子を見て、戻らなければ植え直します。

症状原因手当て
昼にしおれ夕方に戻る根付いていないだけ朝に水をやり、日よけを数日
下葉が黄色く落ちる植えた直後の低温か過湿水を控え、マルチで地温を上げる
株元が黒く柔らかい深植えか過湿の根腐れ水を止める。戻らなければ新しい苗に
風で傾いた仮支柱がない根を踏まないように立て直し支柱を追加

植えて三週間たっても新しい葉が出なければ、根が回っていた苗か低温のどちらかです。6月に入れば動き出すので、あわてて抜かずに待ちます。

パパイヤの植え付けに使うもの

木は一度植えたら動かせません。植え穴と支柱をきちんと作るかどうかで、その後の何年かが決まります。

数量は苗木 1 本を単位にしています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L を掘り上げた土と混ぜます。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここを手抜きすると、根が広がらないまま何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。1 本の添え木か、2 本の二脚(鳥居型)。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では木の重さを支えられません。

  • 樹木用の結束テープ探す言葉「樹木 誘引 テープ 幅広」
    規格の目安
    幅 20mm 前後の伸びる素材か、麻ひもと当て布。

    幹は太ります。細いひもで縛ると食い込み、そこで水の通り道を締めてしまいます。幅の広いもので 8 の字に留めます。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 樹木」
    規格の目安
    粒状で長く効くタイプ。
    数量の目安
    植え穴 1 つに 50〜100g。根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。

    植え付け直後は根が傷んでいます。濃い肥料が触れると、そこから傷みが広がります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 鉢で育てるなら支柱は短いもので足ります。180cm の添え木は地植え用です。
  • 植え穴に石を入れる必要はありません。水はけが悪いなら、盛り土にして高く植えるほうが効きます。

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