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ポポーの病害虫と障害

ポポーの病害虫と障害|病気は少なく葉焼けと落果と鳥に注意する

ポポーの栽培イメージ

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ポポーは病気にかかりにくい果樹ですが、若木の葉焼け、実の落下、鳥の食害は起きます。見分け方と対処をまとめます。

症状から原因を絞る

ポポーの葉や実には虫がつきにくく、農薬をほとんど使わずに育てられます。困りごとの多くは環境や管理によるもので、葉の状態を見れば原因の見当がつきます。まず葉の色と傷み方を確かめ、次に株元の湿り具合を触って判断します。

症状考えられる原因最初にすること
葉の縁が茶色く焼ける西日と乾燥若木なら寒冷紗で遮光し、朝に水を与える
葉に黒い斑点黒斑病病葉を取り除き、落ち葉を片付ける
実に穴があき中身がない鳥かカラス防鳥ネットか袋かけ
新芽が縮れて糸が張るハマキムシ巻いた葉ごと取って潰す
実が黒ずんで落ちる過湿か日照不足水を控え、混んだ枝を間引く

ポポーの葉は虫が嫌う成分を持ち、病気も少ない木です。困りごとの大半は若木の日差し、水の過不足、鳥や獣の食害のどれかに絞れます。

若木の葉焼け

ポポーは林の下で育つ木で、植えて二年ほどの若木は強い日差しに耐えられません。夏の午後に葉が縁から茶色くなるのは病気ではなく葉焼けです。三年目からは日なたのほうが実つきがよくなるので、遮光は若木のうちだけです。

葉焼けと病気の見分けは、傷む場所で判断します。葉焼けは日の当たる側の葉の縁から茶色くなり、斑点は出ません。病気なら日陰の葉にも斑点が出て、少しずつ広がります。

西側に寒冷紗を張る
遮光率三割程度の白い寒冷紗を、午後の日が当たる側に立てます。真上を覆う必要はありません。支柱二本に張るだけで十分で、風で倒れないよう地面に固定します。
朝の水やりを欠かさない
焼けた葉は戻りませんが、新しい葉を守るため土を乾かさないようにします。株元のマルチも効きます。昼の水やりは葉を蒸らすので避けます。
三年目に遮光を外す
幹が親指より太くなったら遮光をやめます。段階的に外すと葉が慣れます。梅雨明けの直後は避け、春のうちに外しておくと夏までに葉が日差しに慣れます。

鉢植えの若木は鉢ごと西日の当たらない東側や木陰へ移すのが簡単です。三年目に日なたへ戻すときも一週間ずつ場所をずらして慣らします。

鳥と獣の食害

熟したポポーは甘い香りが強く、カラスやヒヨドリ、地域によってはハクビシンやタヌキが集まります。落ちた実を放置すると獣が味を覚えて毎年来るようになります。実が色づく前に対策を始めます。

袋かけとネットのどちらにするかは、実の数で判断します。十個までなら袋かけが手軽で、それ以上ならネットで木ごと覆うほうが早く済みます。袋は房ごとに大きめのものを選び、実が育つ余裕を残します。

八月に袋をかける
実が握りこぶし大になったら果実袋をかけます。房状の実は一房ごとに大きめの袋で包みます。袋の口を枝にしっかり留め、雨水が入らないようにします。
ネットで木を覆う
実が多い成木は防鳥ネットで全体を覆います。網目は二センチ以下にして小鳥も防ぎます。裾を地面に留めないと獣が下から入るので、ペグで固定します。
落ちた実を毎朝拾う
落果は獣を呼ぶので、朝のうちに拾って室内で追熟させます。傷んだものは埋めるか処分します。獣の足跡や食べ残しがあったら、その日から夜間の見回りを足します。

虫の被害

ポポーの葉には独特の成分があり、ほとんどの虫が食べません。それでも新芽を巻くハマキムシや、暖地でカイガラムシがつくことがあります。数が少ないうちに手で取れば薬は要りません。

実の中に虫が入ることはほぼありません。実の穴は鳥の仕業と判断して構いません。枝に白い粒が張り付いているのを見つけたらカイガラムシで、冬に歯ブラシでこすり落とすのが最も確実です。

種類見た目対処
ハマキムシ新芽が巻いて糸でとじられる巻いた葉を摘んで潰す
カイガラムシ枝に白や茶の粒が張り付く冬に歯ブラシでこすり落とす
アブラムシ新芽の裏に群がる水で洗い流すか野菜用の殺虫剤

実が落ちるトラブルの切り分け

受粉した実が育つ途中で落ちるのは、ポポーで最も多い相談です。時期によって原因が違うので、いつ落ちたかで切り分けます。六月の落果は自然の間引きで、木が育てられる数に減らしているだけのことが多く、心配いりません。

落ちた実を割ってみると原因が分かります。種が入っていなければ受粉不足で、翌春は別品種の新しい花粉を運びます。種が入っていて果肉が固いままなら水切れで、株元を触って乾いていれば朝の水やりを増やします。

六月に落ちたら
種が入らなかった実を木が落としています。残った実が三センチ以上あれば問題なく、追加の手当ては要りません。落ちた実を割って種がなければ受粉不足と分かります。
七月から八月に落ちたら
水切れです。葉がしおれていたら朝夕に水を与え、マルチを厚くします。鉢植えは受け皿に水をためない範囲で毎日与えます。
九月に熟す前に落ちたら
熟し始めの合図です。拾って室温で二日から三日置き、柔らかくなったら食べられます。落ちる実が増えてきたら木に残った実も収穫の目安と考えます。

ポポーの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はポポーの育て方にまとめています。

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