すじまきで一センチ間隔に置く
ラディッシュの種は丸くて大きめなので、一粒ずつ置けます。深さ一センチの溝を作り、一センチ間隔で種を落としていきます。厚くまくと根が丸くならず、細長い大根のような形になります。
溝と溝の間は十五センチから二十センチあけます。畝の幅が狭ければ二条で十分です。ここで間隔を惜しむと、あとの間引きで取り返せません。

- まき溝を作る
- 支柱や板の縁を土に押しつけて、深さ一センチのまっすぐな溝を作ります。溝の底は平らにならしておきます。
- 一センチ間隔で落とす
- 種をつまんで溝に沿って一粒ずつ置きます。固まった場所は指先でならして、間隔をそろえます。
- 土を寄せて押さえる
- 溝の両側の土を指で寄せて五ミリほどかぶせ、手のひらで軽く押さえて種と土を密着させます。
種袋が余ったら缶や瓶に入れて冷蔵庫の野菜室に置きます。二年目までなら発芽します。
覆土は五ミリ、乾かさない
覆土(種にかぶせる土)が厚いと芽が出るまでに力を使い切り、薄すぎると乾いて種が死にます。五ミリを目安に、種が見えなくなる程度にかぶせます。押さえないと水が種に届きません。
発芽までの三日から四日は、土の表面を乾かさないことがすべてです。朝に見て白く乾いていたら、その日のうちにやさしく与えます。一度乾かすと、その部分だけ欠株になります。
- まいた日にたっぷり与える
- ジョウロのはす口を上に向けて、雨のように降らせます。強い水流だと種が流れて片寄ります。
- 不織布をかける
- まいた上に不織布をふわりとかけると乾きにくく、虫も来ません。芽がそろったら外します。
- 三日目から芽を見る
- 二十度前後なら三日で芽が見えます。四日たっても出ない列があれば、その部分だけまき直します。
プランターは深さ十五センチで足りる
ラディッシュの根は浅いので、深さ十五センチのプランターで十分に育ちます。ベランダでも作りやすく、二週間おきにまけば長く採れます。土は野菜用の培養土をそのまま使えます。
容器が浅いぶん乾きやすいので、水の管理だけは露地より丁寧にします。乾いてからたっぷりを繰り返すと、根が割れる原因になります。
| 容器 | まき方 | 採れる本数の目安 |
|---|---|---|
| 標準プランター(六十五センチ) | 二条すじまき | 二十本から三十本 |
| 丸鉢(直径二十四センチ) | 点まきで五か所 | 五本から八本 |
| 深型の発泡箱 | 三条すじまき | 三十本前後 |
容器栽培では土を毎回新しくします。同じ土を続けて使うと、根に小さなこぶや変形が出やすくなります。
二週間おきにまいて切らさない
ラディッシュは一回にまく量を欲張らないほうがうまくいきます。一度に全部まくと同じ日に採りごろが来て食べ切れず、置いているうちに割れます。二週間おきに少しずつまくのが、家庭で作るときの基本の形です。
畝を三つに区切って順にまく、あるいは他の作物を植えるまでの空き地を使う。どちらでも構いません。生育期間が二十日から三十日と短いので、次の作付けの邪魔にならないのが利点です。
- 畝を三つに区切る
- 一区画にまいたら二週間おき、次の区画にまきます。三区画あれば六週間分の収穫が続きます。
- まいた日を札に書く
- 区画の端に日付を書いた札を立てます。採りごろの見当が付き、次にどこへまくかも一目で分かります。
- 一回は十本から十五本
- 家庭で食べ切れる量を先に決めます。多くまくほど採り遅れて割れる株が増えていきます。
他の作物のあいだにまくと、目印にもなって株間を間違えにくくなります。
まく時期で失敗の量が変わる
ラディッシュは春と秋のどちらにもまけますが、いちばん失敗が少ないのは九月から十月です。気温が下がっていく時期は虫が減り、根がゆっくり締まって形が整います。真夏にまくと葉ばかりが伸びて根が太りません。
関東平野の露地なら、春は三月下旬から四月、秋は九月から十月上旬が目安です。初めての年はこの二つの時期に絞ると、二十日から三十日という日数の感覚がつかめます。慣れてから真夏や真冬に広げます。
| 時期 | 収穫までの日数 | 向き不向き |
|---|---|---|
| 3月下旬〜4月 | 二十五日から三十日 | 気温が低い間は日数が延びる |
| 5月〜6月 | 二十日前後 | 虫が増える。防虫ネットが要る |
| 7月〜8月 | 二十日を切ることもある | 根が太りにくい。上級者向き |
| 9月〜10月上旬 | 二十五日前後 | いちばん失敗が少ない |
発芽がそろわないときの切り分け
芽が出ない、片寄って出る、出たのにすぐ倒れる。原因はだいたい水か覆土か虫のどれかで、見れば区別が付きます。まき直すか待つかを早く決めるほど、収穫の予定が崩れません。
- 一列だけ出ない
- その部分が乾いたか、覆土が厚すぎます。土を指で掘って種を確かめ、白くふやけていなければまき直します。
- 全体に出ない
- 土の温度が低すぎるか高すぎます。四度から三十度の外なら発芽しません。時期をずらしてまき直します。
- 出てすぐ倒れる
- 苗立枯れという病気か、地際を食う虫です。倒れた株を抜いて根元を見て、切り口が鋭ければ虫を疑います。
- 芽が細く伸びすぎ
- 日照不足です。徒長(日光不足でひょろ長く伸びること)なので、日の当たる場所へ移すか、まき直します。
種まきの手順
ラディッシュは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
ラディッシュの種まきでよくある質問
ラディッシュの種はいつまく?
地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
ラディッシュの種はどうやってまく?
点まき / すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
ラディッシュの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
ラディッシュの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
ラディッシュは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
ラディッシュの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
ラディッシュの種まきに使うもの
種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。
数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。
粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。
ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。
- 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
- 規格の目安
- 幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
- 数量の目安
- 畝 1 本(3m)で 4m。
発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。
まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。
- 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
- 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。
ラディッシュの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はラディッシュの育て方にまとめています。
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