採ってよい時期と量を先に決める
植えた一年目は収穫しません。二年目から少しずつ、三年目以降が本格的な収穫になります。急いで採ると株が育たず、その後何年も細い葉柄しか出なくなります。
一度に採るのは、その株の葉柄の三分の一までです。全部採ると葉がなくなって光合成ができず、株が回復しません。何本あるかを数えてから採る本数を決めます。
| 株の年数 | 採ってよい量 | 時期 |
|---|---|---|
| 一年目 | 採らない | 葉を全部残して株を作る |
| 二年目 | 一度に二本から三本 | 4月から6月に数回 |
| 三年目以降 | 葉柄の三分の一まで | 4月から6月、9月下旬から10月 |
採りごろは葉柄の長さで見る
葉柄が三十センチほど、太さが親指ほどになったら採りごろです。長さより太さが目安になり、細いまま長く伸びた葉柄は繊維が強くて筋っぽくなります。
外側の古い葉柄から順に採ります。中心の若い葉は残しておくと、そこから次の葉柄が出てきます。中心まで採ってしまうと、その株はしばらく止まります。
- 太さを指で確かめる
- 親指ほどの太さがあれば採りごろです。細いものは残して太らせたほうが使いでがあります。
- 外側から順に採る
- いちばん外の大きな葉から選びます。中心の若い葉は必ず残し、次に出る葉柄の元にします。
- ねじって引き抜く
- 葉柄の根元を持ち、横にねじりながら引き上げると株元からきれいに外れます。切るより切り口が傷みません。
はさみで途中を切ると、残った根元が腐って株に病気が入ることがあります。ねじり取りが基本です。
葉はその場で落とす
ルバーブの葉には食べられない成分が含まれています。食べるのは葉柄だけで、葉は必ず取り除きます。採ったらその場で葉柄の上を切り落とし、葉は畑に残すか堆肥に回します。
葉を付けたまま持ち帰ると、葉が葉柄の水分を吸い上げてしなびます。台所で切り分けるより、採ったその場で分けてしまうほうが鮮度も保てます。
- その場で葉を切る
- 葉と葉柄の境目で切り落とします。葉柄側に葉が少し残っても構いませんが、持ち帰るのは葉柄だけにします。
- 葉は食べない
- 葉は調理せず、堆肥にするか処分します。子どもやペットが口にしない場所に置きます。
- 根元の茶色い部分も落とす
- 株から抜いた根元の白く固い部分は、二センチほど切り落としてから使います。ここは繊維が強く煮えにくい部分です。
採ったあとの保存
葉柄は水分が多く、そのままだと三日ほどでしなびます。洗わずに袋へ入れて冷蔵庫の野菜室に立てて置くと、一週間ほど持ちます。すぐ使わないなら、切って冷凍するほうが確実です。
冷凍する場合は、二センチほどに切ってそのまま袋に入れます。凍ったまま鍋に入れて煮られるので、ジャムや煮物にはむしろ使いやすくなります。
冷凍したものは解凍すると形がくずれます。生のまま形を残して使いたいときは冷蔵で早めに使い切り、ジャムや煮物にするぶんだけ冷凍に回すと使い分けができます。
| 状態 | 保存の仕方 | 持つ期間 |
|---|---|---|
| 生のまま | 洗わず袋に入れて野菜室に立てる | 五日から一週間 |
| 切って冷凍 | 二センチに切って袋で冷凍 | 半年ほど |
| 煮て加工 | 砂糖と煮てジャムや水煮に | 冷蔵で二週間 |
使い方は加熱が基本
ルバーブは強い酸味があり、生ではほとんど食べません。砂糖と一緒に煮るとすぐ煮くずれてとろりとした状態になり、ジャムやパイの中身、肉料理の付け合わせに向きます。
赤い品種はきれいな色のジャムになり、緑の品種は色が地味になるかわりに味は変わりません。色をよくしたいときはいちごなど赤い果物と合わせて煮ます。
- 砂糖をまぶして待つ
- 切った葉柄に重さの半分ほどの砂糖をまぶし、三十分おいて水分を出してから火にかけます。
- 煮すぎない
- 十分ほど煮ればくずれます。形を残したいなら火を止めるのを早めにして余熱で仕上げます。
- 酸味を生かす
- 豚肉や鶏肉のソースにすると酸味が生きます。甘い菓子だけでなく、料理の付け合わせにも幅広く使えます。
煮るときは鉄やアルミの鍋を避けると、色がくすまずにきれいに仕上がります。
収穫でつまずいたときの見分け
葉柄が細い、筋が固い、抜いたら株が浮いた、採ったあと株が弱った。原因は採り方と量、そして株の年齢に分かれます。次の年の採り方を変えれば直せるものがほとんどです。
- 葉柄が細く数も少ない
- 採りすぎか株の老化です。その年は収穫を止めて葉を残し、秋に追肥(育ちの途中で足す肥料)をして株を戻します。
- 筋が固くて食べにくい
- 採り遅れです。太さが親指ほどのうちに採ります。固い葉柄は皮を薄くむくと使えます。
- 抜いたら株ごと浮いた
- 力の向きが上すぎます。ねじりながら横に倒すように引くと外れます。浮いた株は土を足して押さえます。
- 採ったあと株が弱った
- 一度に採りすぎたか、夏に採りました。三分の一までを守り、七月から九月上旬は休ませます。
ルバーブの収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
ルバーブの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はルバーブの育て方にまとめています。
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