症状から原因を見分ける
葉が溶けるように傷む、株元が黒くぬめる、葉に穴があく、葉柄が細る。ルバーブの不調は暑さ、過湿、虫、株の老化のどれかで、症状を見れば大まかに分けられます。
| 症状 | 原因 | すること |
|---|---|---|
| 真夏に葉が黄色く溶ける | 暑さによる傷み | 日よけと敷きわら、収穫を休む |
| 株元が黒くぬめり倒れる | 過湿による根腐れ | 土を削って乾かし高い畝へ |
| 葉に大きな穴があく | ヨトウムシやナメクジ | 夜に見回って取り除く |
| 葉柄が細く花茎が増える | 株の老化 | 秋に掘り上げて株分け |
夏の傷みは病気ではない
七月から八月にかけて、葉のふちから黄色くなって溶けるように傷むことがあります。これは病気ではなく暑さによるもので、他の株にうつることはありません。地温を下げれば止まります。
傷んだ葉は根元から取り除き、風を通します。葉が全部なくなっても根が生きていれば秋に新しい葉が出るので、掘り返さずに水を続けて待ちます。
- 傷んだ葉を取る
- 溶けた葉を根元から取り除きます。残しておくと株元まで傷みが進み、腐りに変わります。
- 敷きわらを厚くする
- 株元に十センチほど敷きわらをかけて地温を下げます。土に直射日光を当てないことが大事です。
- 寒冷紗を張る
- 光を三割から五割弱める寒冷紗を株の上に張ります。真夏の直射を避けるだけで傷みが減ります。
- 水を切らさない
- 朝に土を触って乾いていれば与えます。弱っている株ほど水切れが致命的になるので、夏は毎朝見ます。
夏に弱った株に追肥をすると、根が傷んでさらに枯れ込みます。肥料は涼しくなるまで待ちます。
根腐れは水はけで防ぐ
株元が黒くぬめり、葉柄が付け根から倒れる場合は根腐れです。水がたまる場所や、深植えで芽が埋まっている株に出ます。進むと株ごと枯れるので、早く気付いて手を打ちます。
株の周りの土を少し削って芽を出し、水はけをよくします。梅雨や長雨の前に、株の周りに溝を切って水を逃がしておくと安心です。ひどければ秋に高い畝へ植え直します。
- 株元の土をよける
- 芽が埋まっていたら土をよけて表面に出します。水が芽の周りにたまらない形にします。
- 溝を切って水を逃がす
- 梅雨前に株の低い側へ溝を切ります。雨のあと水がたまらないかを見て位置を決めます。
- 傷んだ部分を取り除く
- 黒くぬめった葉柄や根は切り取り、畑の外で処分します。健全な部分まで広がるのを止めます。
虫の被害は多くない
ルバーブは葉に独特の成分があるためか、虫の被害は他の野菜より少なめです。それでもヨトウムシやナメクジが葉を食べ、春先にはアブラムシが新芽に付くことがあります。
いずれも数が少ないうちに手で取れば済みます。食べるのは葉柄なので、葉に多少の穴があいても収穫には影響しません。あわてて薬を使う必要はほとんどありません。
- 夜に見回る
- ヨトウムシやナメクジは夜に活動します。日が暮れてから見ると、葉の上にいるところを見つけられます。
- 株元の敷きわらを確かめる
- 昼は敷きわらの下に隠れています。葉が食われていたら、めくって探すと見つかります。
- アブラムシは水で流す
- 新芽に付いた小さな虫は、勢いのある水で流します。数が少なければ指でつぶすだけで足ります。
花茎と葉柄の細りも障害のうち
毎年何本も花茎が立ち、葉柄が細くなるのは、株が老化したか、暑さと乾燥で弱っているかのどちらかです。病気ではないので薬は効きませんが、放っておくと株が消えます。
その年は収穫を控えて葉を残し、秋に追肥をして株を戻します。それでも翌年に同じことが起きるなら、四年目以降の株として掘り上げて株分けをします。
- 花茎を早く切る
- つぼみが開く前に根元から切ります。切るのが遅いほど株の消耗が大きく、葉柄が細くなります。
- その年は収穫を控える
- 葉柄を採らずに葉を残し、根に力をためさせます。秋に追肥(育ちの途中で足す肥料)をすれば戻ることが多いです。
- 四年目以降は株分け
- 秋か早春に掘り上げ、芽を付けて切り分けて植え直します。若返って葉柄が太くなります。
葉の扱いで気を付けること
ルバーブの葉には食べられない成分が含まれています。食べるのは葉柄だけで、葉は必ず取り除きます。採ったその場で切り落とし、子どもやペットが口にしない場所に置きます。
取り除いた葉は堆肥に入れて構いません。分解の過程で問題になることはなく、量も多いので敷きわらの下に入れておくと土に返ります。
- その場で葉を落とす
- 収穫したらすぐ葉と葉柄を切り分けます。持ち帰るのは葉柄だけにすると取り違えません。
- 子どもの手の届かない所へ
- 切り落とした葉は畑の隅か堆肥置き場に置きます。台所には持ち込まないようにします。
- 堆肥に回す
- 葉は堆肥に入れて構いません。かさが多いので、敷きわらの下に敷いておくと土に返ります。
ルバーブの収穫までのコツは作物ページに
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