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ゴマの月別の作業

ゴマの月別の作業|五月にまいて九月に刈る流れを一覧にする

ゴマの栽培イメージ

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ゴマは五月中旬にまき、九月に刈り取って乾かす短期の作物です。関東の露地を基準に、月ごとの作業を表にまとめました。

一年に一回、夏の作物

ゴマは春にまいて秋に穫る一作だけの作物です。寒さに当たると生育が止まるので、五月中旬から六月中旬にまき、九月中旬から十月上旬に刈り取ります。まく日を二週間ずらせば、刈り取りも二週間ずれます。

収穫後の乾燥と脱粒(さやから種を落とす作業)に三週間ほどかかるので、実際に手元にゴマができるのは十月中旬から十一月です。

作型種まき刈り取り要点
早まき5月中旬〜5月下旬9月上旬〜中旬草丈が高く収量が多い
標準6月上旬〜6月中旬9月中旬〜10月上旬梅雨入り前に発芽させる
遅まき6月下旬〜7月上旬10月上旬〜中旬草丈が低い。乾燥期が寒い

月別のやることカレンダー

関東の露地栽培を目安にした一覧です。暖地では五月上旬からまけ、寒冷地では六月に入ってからまいて九月中に刈り取ります。寒冷地は遅まきすると乾燥期に霜が来るので早めに済ませます。

まいた日と開花が始まった日を記録しておくと、翌年の計画に使えます。開花が始まって四十日から五十日で刈り取りという目安が、自分の畑で何日になるかが分かります。

主な作業ねらい
4月下旬〜5月上旬石灰、堆肥と元肥、畝立て土を作って地温を上げる
5月中旬〜6月中旬種まき、不織布、水やり梅雨入り前に発芽させる
6月二回の間引き、草取り一本立ちにして雑草に勝つ
7月追肥、土寄せ、草取り、支柱倒れを防いで開花に備える
8月開花、さやの充実、台風対策水切れとアブラムシを見る
9月下葉の黄変を見て刈り取り、束ねて乾燥熟したさやを落とさず刈る
10月脱粒、ごみ取り、洗って乾燥、保存湿気を残さず保存する

まく前の土作りは四月から

ゴマは五月中旬にまくので、四月下旬には石灰をまいて耕し、五月上旬に堆肥元肥(前もって入れる肥料)を混ぜて畝を立てておきます。黒いマルチを張ると地温が上がって発芽が揃い、草取りも減ります。

前作にマメ類やジャガイモを作った畑は肥料が残っているので、元肥を半分にします。同じ畑で毎年ゴマを続けると病気が出やすいので、二年から三年は間を空けます。

四月下旬に石灰
苦土石灰を一平方メートルに百グラムまき、二十センチの深さまで耕します。石灰と肥料を同時に入れると効きが落ちるので、一週間以上あけます。
五月上旬に堆肥と元肥
完熟堆肥二キロと化成肥料ひと握りを混ぜ、幅六十センチの畝を立てます。粘土質なら高さを十五センチにして水はけを確保します。
黒マルチを張る
地温を上げるために畝に黒マルチを張ります。株間三十センチの位置に穴を開けてまきます。張らない場合は草取りの回数を一回増やします。

夏は花とさやを見て刈り時を測る

ゴマは七月下旬から下のほうから順に花が咲き、上へ上へと咲き続けます。花が終わったところからさやが太り、九月に入ると下のさやが黄色く変わります。下から三分の一のさやが色づき、下葉が落ち始めたら刈り時です。

いちばん下のさやが割れて種がこぼれる前に刈ります。全部が熟すのを待つと下のさやが開いて種が落ちてしまい、収量が減ります。

七月は追肥と土寄せ
下のほうに花が付き始めたら化成肥料をひと握りの半分施し、土寄せ(株元へ土を盛ること)をして根元を固めます。
八月は水切れと虫を見る
夕方に葉がしおれたままなら朝に水を与えます。新芽にアブラムシが付いたら早めに取ります。
九月に下のさやを確かめる
下のさやが黄色く変わり、いちばん下のさやが割れかけたら刈り取りです。株全体が青くても構いません。
十月は乾燥と脱粒
束ねて二週間ほど干し、さやが開いて振ると音がするようになったらシートの上で振って種を落とします。洗って乾かし、密閉して保存します。

暖地では八月下旬から刈り取りが始まります。寒冷地は十月に入ると乾燥が進まないので、九月中に刈り終えるようにまく日を決めます。

予定どおりに進まないときの立て直し

まく時期が遅れた、梅雨で発芽しなかった、台風で倒れた。予定がずれても、六月末までならまき直しが間に合い、倒れても起こせば穫れます。慌てず立て直します。

六月末になってまだまいていない
七月上旬までならまけます。草丈は低くなりますが穫れます。株間を二十センチに詰めて本数で補います。
梅雨に発芽しなかった
梅雨の晴れ間にまき直します。畝を高くし直し、覆土を薄くして不織布をかけます。前回の種が残っていれば同じ場所に追いまきしても構いません。
台風で倒れた
翌朝すぐに起こして株元へ土を寄せ、支柱とひもで支えます。二日以上倒れたままにすると茎が曲がって戻りません。
刈り取りが遅れてさやが割れた
割れたさやを下にして袋の中で刈ると、こぼれる種を受けられます。残りは急いで刈って乾かします。

ゴマの栽培に一年を通して使うもの

作業のたびに買い足すより、季節の前にまとめて用意しておくほうが結局は安く済みます。一年を通して使うのは、次の 4 つです。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
    規格の目安
    牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋で売られています。
    数量の目安
    1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。畝 1 本で 10〜15L。

    土の粒をつなぐのは微生物の働きで、その餌になるのが堆肥です。未熟なものは根を傷めるので「完熟」と書かれたものを選びます。

  • 苦土石灰探す言葉「苦土石灰 粒状」
    規格の目安
    粒状のものが扱いやすく、風のある日でも舞いません。1〜20kg 袋。
    数量の目安
    1 ㎡あたり 100〜150g、畝 1 本で 200〜300g。1kg 袋で数畝ぶん。

    日本の土は雨で酸性に傾きます。**必要な量は土質で 3 倍ほど違い**、黒ボク土は砂質土よりずっと多く要ります。入れすぎると今度はアルカリ性に寄りすぎるので、pH を測ってから決めます。

    出典: 農林水産省「土壌改良資材量のもとめ方」(施肥基準)

  • 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
    規格の目安
    窒素・リン酸・カリが同じ比率の粒状。まず 1 袋あればほとんどの野菜に使えます。
    数量の目安
    元肥は 1 ㎡あたり 100g、畝 1 本で 150〜200g。追肥は 1 回 1 ㎡あたり 30〜50g。

    種類を増やすより、切らさないほうが効きます。作物ごとの正確な量は都道府県が施肥基準として公表しているので、量を詰めたくなったらそちらを見てください。

    出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」

  • 黒マルチ探す言葉「黒マルチ 95cm」
    規格の目安
    幅 95cm、厚さ 0.02mm。株間の決まっている作物は穴あき(株間 30cm・45cm)が楽です。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。50m 巻きなら 10 畝以上。

    地温を上げ、雨のはね返りと雑草を抑えます。夏の高温期だけは、地温が上がりすぎるので白黒マルチに替える手もあります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 土壌改良材のセット買いは要りません。堆肥と石灰と元肥の 3 つで足ります。
  • 連作していない畑なら、土壌消毒剤は要りません。

ゴマの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はゴマの育て方にまとめています。

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