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ワケギの水やりと追肥

ワケギの水やりと追肥|刈り取るたびに肥料を足して再生させる

ワケギの栽培イメージ

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ワケギは葉を刈っても再生します。刈るたびに追肥を足し、水は乾き気味に保つのが長く穫るこつです。

追肥は刈り取りとひと組で考える

ワケギの追肥(育ちの途中で足す肥料)は、月に一度ではなく「刈ったら足す」と覚えます。葉を刈ると株は蓄えを使って再生するので、そのつど補わないと二回目、三回目の葉が細くなります。

植え付けから最初の収穫までの間にも一回、芽が伸び始めたころに施します。以後は刈り取りのたびに施し、春に葉が黄ばみ始めたら止めます。

時期肥料やり方
芽が5センチ伸びたころ化成肥料ひと握りの半分条間にまいて土と混ぜる
刈り取りのたび化成肥料ひと握りの半分刈った翌日に条間へ
3月〜4月薄めた液体肥料週に1回、葉が黄ばむまで
5月以降なし球を太らせる時期なので止める

水は乾き気味に保つ

ワケギは乾燥に強く、湿りには弱い野菜です。露地なら秋から冬にかけては雨だけでほとんど足ります。土の表面が白く乾き、葉先に張りがなくなってきたら与える程度で十分です。

特に植え付け直後と、球が太る春の終わりは湿らせないようにします。この時期に水が多いと球が腐り、翌年の種球が採れなくなります。

葉の張りで判断する
葉に張りがあるうちは与えません。触ってしなやかさが落ち、土も白く乾いていたら朝に与えます。
株元ではなく条間へ
球の頭に直接かけると腐りやすくなります。条間の土に静かに注ぎ、根の側から吸わせます。
プランターは表面が乾いたら
土の量が少ないので冬でも乾きます。表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで与え、受け皿の水は捨てます。

分けつを増やすには光と株間

一球から何本にも分かれる分けつは、光と風がよく当たるほど進みます。十五センチの株間を守り、周りの雑草を早めに抜いて、株元まで日が入るようにします。

葉が倒れて重なると、下の葉が黄ばんで枯れます。混みすぎた株は、外側の葉から順に刈って光を通してやると、中心から新しい葉が次々と立ち上がります。

株元の雑草を抜く
秋の雑草は根が浅いので早めに手で抜きます。放っておくと株元が蒸れ、さび病の温床になります。
倒れた葉は刈って使う
外側に倒れた葉から順に刈り取ります。株元まで光が入って中心の芽が立ち上がり、株の姿が整って風も通るようになります。
込みすぎた株は分けて植え直す
秋に植えた株が十本以上に分かれて込んだら、春に掘り上げて分け、別の場所へ植え直します。

土寄せは軽くにとどめる

ネギのように深く土寄せ(株元へ土を寄せること)をすると、ワケギは球が埋まって腐ります。倒れ防止に株元へ軽く土を添える程度にとどめ、球の頭は見えたままにしておきます。

冬に霜柱が立つ畑では、球が持ち上げられて根が浮くことがあります。そのときだけ株元を押さえ直し、土を薄くかけて根を守ります。

球の頭は隠さない
寄せる土は株元の数ミリまでです。球がすっぽり隠れる高さまで寄せると、春に腐る株が出ます。
霜柱のあとは押さえ直す
朝に球が浮いていたら、日中の暖かい時間に上から手のひらで押さえ、薄く土をかけます。凍っている間に触ると根が切れます。

冬の寒さと春の管理

ワケギは寒さに強く、関東の露地なら防寒なしで冬を越します。真冬は葉の伸びが止まりますが枯れることはなく、二月の終わりに気温が上がると一気に再生します。

春は一年でいちばんよく穫れる時期です。三月から四月に二回から三回刈り取れます。四月の終わりごろに葉が黄ばみ始めたら、それは球を太らせる合図なので刈るのをやめます。

真冬は刈る量を減らす
十二月から二月は再生が遅いので、刈るのは必要な分だけにします。株を丸坊主にすると春の立ち上がりが鈍ります。
二月下旬に追肥を再開
気温が上がる前に条間へ化成肥料をひと握りの半分を施し、土と混ぜて水を与えます。三月からの伸びがはっきり変わります。
四月の黄ばみは合図
葉が黄ばみ始めたら収穫を終え、肥料も水も止めます。ここからは球を太らせる時期になります。

生育でつまずいたときの手当て

細い、増えない、黄ばむ。ワケギの不調は数が限られており、肥料と水と株間のどれかで説明できます。順に確かめれば必ず原因にたどり着きます。

葉が細く数も増えない
肥料切れです。条間に化成肥料を施し、水を与えます。十日ほどで新しい葉の太さが変わってきます。
葉が黄ばんで倒れる
過湿による根腐れです。水を止め、株元の土をかき分けて球の頭を出し、しばらく乾かします。倒れた葉は刈って持ち出します。
葉先だけ枯れ込む
肥料が濃すぎるか、乾かしすぎです。追肥を一回飛ばし、条間へたっぷり水を与えて十日ほど様子を見ると落ち着きます。
刈ったあと再生しない
刈る位置が低すぎました。次からは地際から三センチから四センチ残して刈り、追肥を添えます。

ワケギの育てている間に使うもの

植え付けたあとにやることは、追肥・除草・水やりの 3 つに集約されます。専用品より、切らさないことのほうが効きます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8 追肥」
    規格の目安
    粒状。ひとつまみがおよそ 5g、大さじ 1 がおよそ 10g です。
    数量の目安
    追肥 1 回で 1 ㎡あたり 30〜50g、畝 1 本で 50〜90g。1kg 袋なら 10 回以上もちます。

    株から少し離した位置にまいて土と混ぜます。株元に直に置くと、濃さで根が傷みます。作物ごとの量は都道府県の施肥基準が正確です。

    出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 野菜 原液」
    規格の目安
    1000 倍に薄めて使う原液タイプ。800ml 前後の 1 本で、ジョウロ何十杯ぶんにもなります。

    粒の肥料は効き始めるまで数日から 1 週間かかります。すぐ効かせたいとき、鉢やプランターで使います。

  • 三角ホー(草かき)探す言葉「三角ホー 除草」
    規格の目安
    刃幅 10〜15cm、柄の長さ 120cm 前後。立ったまま使える長さを選びます。

    雑草は根から抜くより、小さいうちに表土ごと削るほうが早く終わります。かがまずに済むので続けられます。

  • 敷きわら・刈り草探す言葉「敷きわら 家庭菜園」
    規格の目安
    稲わら 1 束でおよそ 3〜4 ㎡ 分。刈った草を乾かしたもので代えられます。
    数量の目安
    畝 1 本で 1 束の半分ほど。

    夏の乾きと地温の上がりすぎを抑えます。マルチと違い、そのまま鋤き込んで土に返せます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりにはなりません。肥料を切らしていないなら急ぎません。
  • 肥料は種類を増やすより、1 袋を切らさないほうが効きます。

ワケギの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はワケギの育て方にまとめています。

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