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ゴボウの病害虫と障害

ゴボウの病害虫と障害|岐根とうどんこ病を防ぐ手だて

ゴボウの栽培イメージ

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ゴボウの困りごとは病害虫より根の形の乱れです。あわせて夏のうどんこ病とアブラムシに気をつけます。

症状から原因を見分ける

ゴボウの不調は、地上の葉に出るものと、掘るまで分からない根の障害に分かれます。掘ったときの根の形を見て覚えておくと、翌年の土作りをどう直せばよいかの判断がつきます。

症状考えられる原因手当て
根が二股や三股に分かれる石や未熟な堆肥に当たった深く耕して障害物を取り、堆肥は早めに
葉が白い粉をふくうどんこ病風通しを良くする。ひどい葉は取り除く
葉裏に小さな虫の群れアブラムシ水で流すか野菜用の殺虫剤を薄めて使う
株元から急にしおれる根の腐りか立枯れ抜いて処分。水はけを直す

岐根を防ぐのが最大の課題

ゴボウでいちばん多い失敗は、根が途中で分かれる岐根です。原因は土の中の石、固い層、未熟な堆肥のかたまり、そして間引きのときに根を動かしてしまうことの四つにほぼ絞られます。

掘ったときに分かれた位置を見ると原因が推測できます。浅い位置で分かれていれば間引きか植え付け時の傷、深い位置なら固い層か石です。次の作でどこを直せばよいかの手がかりになります。

プランターや袋で作ると、岐根はほとんど起きません。新しい培養土には石も未熟な有機物もないためです。畑で何度も失敗するなら、容器に切り替えるのが早い解決になります。

耕す深さを見直す
根の長さより深く耕します。掘り返したときに出た石は一つ残らず取り除いておきます。
堆肥は一か月前に
完熟堆肥をまく一か月以上前に入れて土となじませます。まく直前の投入は岐根のもとです。
間引きははさみで
抜かずに地際ではさみで切ります。引き抜くと隣の株の細い根が動き、そこから分かれます。
分かれた位置を見る
掘ったら分岐の深さを覚えておきます。浅ければ間引き、深ければ土の障害物が原因です。

岐根でも味は変わりません。形が悪いだけなので、料理には問題なく使えます。捨てずにささがきにします。

うどんこ病と葉の病気

夏の終わりから秋にかけて、葉の表面が白い粉をまいたようになるうどんこ病が出ます。乾いた気候で広がりやすく、進むと葉が枯れて根の太りが止まります。多少なら大きな害にはなりません。

予防は風通しです。株間を十分に取り、雑草を減らして株元に風が抜けるようにします。発生した葉は早めに取り除いて畑の外に持ち出し、残さを土にすき込まないようにします。

株間を守る
十五センチ以上の株間を目安に取り、葉が重ならないようにします。込みすぎると風が通らず病気が出ます。
白くなった葉を取る
見つけしだい取り除いて畑の外へ持ち出します。放っておくと隣の葉へ次々に広がります。
水を葉にかけない
水やりは条間へ流します。葉が濡れた状態が続くと、他の葉の病気も出やすくなります。
窒素を控える
肥料が多いと葉が茂りすぎて病気が広がります。追肥は決めた回数以上に増やさないようにします。

虫の害と土の中の被害

地上ではアブラムシとハダニ、土の中ではネキリムシと線虫が主な相手です。とくに芽が出てすぐの時期にネキリムシに切られると、その場所は欠株になってしまいます。

線虫がいる畑では根の表面に細かなこぶや傷が出ます。同じ場所で続けて作ると増えるので、輪作で減らすのが基本です。マリーゴールドを前作に植える方法も昔から使われています。

ハダニは乾いた夏に増え、葉が白くかすれたようになります。葉の裏に水をかけるだけでも数が減るので、乾燥が続く時期は朝の水やりのついでに葉裏を洗い流します。

芽が切られたら掘る
倒れた芽の周りの土を二、三センチ掘ると幼虫がいます。見つけて取り除けばそれ以上の被害は止まります。
アブラムシは早めに
葉の裏に群れを見つけたら水で流すか、野菜用の殺虫剤を表示どおりに薄めて早めに使います。
残さを片づける
収穫後の葉や根は畑に残さず持ち出します。放っておくと虫や病気が越冬する足場になります。
輪作で線虫を減らす
四年以上空けるのが基本です。前作にマリーゴールドを植えると線虫が減るとされています。

うまく育たないときの切り分け

地上の葉は元気なのに根が細い、という状態がゴボウではよく起きます。地上と地下を分けて考えると、どこに手を打てばよいかが見えてきます。

葉は元気だが根が細い
肥料の窒素が多すぎるか株間が狭すぎます。次は元肥(前もって入れる肥料)を減らし、株間を広げてまきます。
葉が黄色く小さい
肥料切れです。追肥を一回足します。収穫一か月前を過ぎているなら足さず、そのまま仕上げます。
株ごと枯れる
水はけの悪さによる根腐れが疑われます。次は高畝にして、畝の間に排水の溝を切っておきます。
毎年同じ症状が出る
土に原因が残っています。四年以上空けるか、袋栽培に切り替えて新しい土で作ると結果がはっきりします。

ゴボウの収穫までのコツは作物ページに

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