GadeninEnglishアプリを入れる
ウドの病害虫と障害

ウドの病害虫と障害|被害は少ないが乾燥と蒸れに注意する

ウドの栽培イメージ

読むのに約 4

ウドは病害虫の少ない作物ですが、乾燥と蒸れによる不調は出ます。症状の見分け方をまとめます。

症状から原因を見当づける

ウドはもともと丈夫で、他の野菜ほど病害虫に悩まされません。不調の多くは、乾燥、蒸れ、日差しの強さといった環境によるものです。まず表で当たりをつけると、薬に頼らずに済むことが多くなります。

覆いをかけている春の時期は、中が見えないぶん異変に気づきにくくなります。十日に一度は開けて、茎の色や傷みを確かめておくと安心です。

症状考えられる原因最初の手当て
葉の縁が茶色く枯れる乾燥か強い西日敷き草と日よけで和らげる
新芽に小さな虫が密集アブラムシ水で流すか野菜用の殺虫剤
葉が白くかすれ裏に細かい網ハダニ葉裏に水をかけて流す
覆いの中で茎が腐る蒸れと過湿覆いを外して風を通す

覆いの中の蒸れが最大の失敗

軟白のために覆いをかけると、中は湿って風が通りません。雨が入り込んだり、盛り土が水を含んだままだったりすると、伸びている途中の茎が茶色く腐ることがあります。せっかくの収穫が無駄になる失敗です。

予防は、水がたまらないようにすることと、ときどき開けて確かめることです。容器の上に雨よけをかけ、底の土が乾きすぎず湿りすぎない状態を保ちます。

雨よけをかける
段ボールや布の覆いは雨を吸います。上からポリ袋か板をかけて、雨が中に入らないようにします。
十日に一度確かめる
日の弱い夕方に短く開けて、茎の色と伸び具合を見ます。茶色い部分があれば早めに手を打てます。
腐った茎は取り除く
茶色く柔らかくなった茎は回復しません。地際で切り取り、その場に置かずに持ち出します。
水はけを直す
盛り土がいつも湿っているなら、まわりに浅い溝を掘って水を逃がします。翌年は畝を高くします。

乾燥による葉の傷みを防ぐ

ウドは乾燥に弱く、真夏に土が乾くと葉の縁から茶色く枯れてきます。葉が傷むと根に養分がたまらず、翌年の芽が細くなるので、地味に見えて影響の大きい障害です。

対策は敷き草と、必要なら水やりです。畑では雨まかせで構いませんが、一週間以上雨がなく葉が縮れてきたら、株元にたっぷり与えます。

鉢植えは特に乾きが早く、真夏は一日で土が乾きます。朝に水を与えても夕方に葉が縮れているようなら、半日陰に移すか、一回り大きな鉢に植え替えることを考えます。

状態見分け方対応
足りている葉が広がり張りがあるそのまま様子を見る
乾き始め葉が薄くなり縁が縮れる夕方にたっぷり与える
乾かしすぎ葉の縁が茶色く枯れる水と敷き草で立て直す
日差しが強すぎる葉の表面が白く抜ける寒冷紗で午後の日を弱める

つく虫は多くないが油断しない

ウドに付く虫は多くありませんが、春の柔らかい芽にアブラムシが付くこと、乾いた夏にハダニが出ることがあります。どちらも早いうちなら水で流すだけで十分に減らせます。

覆いの中は虫の姿が見えにくく、収穫してから気づくこともあります。開けて確かめるときに、芽の先や葉の裏も一緒に見ておきます。

芽の先を見る
春に覆いを開けたとき、伸びた芽の先を見ます。小さな虫が集まっていたら、水をかけて流します。
葉裏に水をかける
夏に葉の色が抜けてきたら裏を返して見ます。ハダニなら葉の裏に水を勢いよくかけると数が減ります。
ひどい葉は取る
被害の進んだ葉は付け根から切って持ち出します。取りすぎると株が弱るので一割ほどにとどめます。
薬は収穫前に確かめる
野菜用の殺虫剤を使うときは、対象の作物として書かれているか、収穫前の日数がどうかを確かめます。

株が混みすぎたときの障害

植えてから五年、六年たつと、株元から出る芽の数が増えて密集します。一本ずつが細くなり、風も通らないので蒸れやすくなります。病気ではありませんが、収穫の質が落ちる原因になります。

この状態になったら株分けの時期です。休眠している十一月から三月に掘り上げ、芽の付いた根を切り分けて植え直します。空いた場所には堆肥を入れて土を作り直します。

状態起きていること対応
芽が10本以上出る株が混みすぎている冬に掘り上げて株分けする
どの芽も細い根の養分が分散している株分けと追肥で立て直す
株元が湿って蒸れる風が通っていない敷き草を株元から離す

不調でつまずいたときの切り分け

手当ての順番を間違えると、効かないまま季節が過ぎてしまいます。症状が出た時期と、株を植えてからの年数を合わせて考えると、原因がかなり絞れます。

覆いの中か外か
春の覆いの中で起きたなら蒸れか過湿、外の葉で起きたなら乾燥か日差しをまず疑います。
葉の裏を見る
葉の症状はまず裏を返して見ます。虫がいれば害虫、いなければ水や日差しの問題と切り分けられます。
株の年数を数える
植えて五、六年たっていて芽が細く多いなら混みすぎです。冬の株分けで立て直します。
翌年の芽で結果を見る
手当てが効いたかは翌春の芽の太さでわかります。太さが戻っていれば方向は合っています。

ウドの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はウドの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

次に読む

ウドについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる