赤丸より1センチ広く取る理由
赤丸のラディッシュ(二十日大根)は最終の株間5センチが目安ですが、白長は5〜6センチに広げます。根が下へ伸びるぶん葉も大きく、込み合うと葉ばかり茂って根が細いまま終わるからです。株間が広いと1株ごとの根に土の養分と水が行き渡り、肩の張ったまっすぐな白い根になります。
間引きは一度に広げず、本葉2枚と本葉4〜5枚の2回に分けます。1回目で3センチ、2回目で5〜6センチにすると、途中で虫や病気に当たった株を抜いて残りを選べます。
| 回 | 株の姿 | 残す間隔 | 一緒にする作業 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 本葉2枚(まいて10〜14日) | 3センチ | 込んだところを抜き、周りの土を軽く押さえる |
| 2回目 | 本葉4〜5枚(まいて20〜25日) | 5〜6センチ | 追肥をひとつまみと、株元への土寄せ |
1回目は本葉2枚で3センチに
双葉のあとに出る本葉が2枚になったら1回目です。10月初めにまいた株なら10月中旬ごろに当たります。この段階では株がまだ小さく、抜いても隣の根を動かしにくいので、残す株を決めて周りを抜く形で進めます。
- 残す株を先に決める
- 双葉の形が左右対称で、茎が太く、葉の色が濃い株を残します。双葉が欠けていたり、ひょろ長く伸びていたりする株は、この先も育ちが追いつきません。
- 抜くときは株元を押さえる
- 残す株の根元を指で押さえ、抜く株をまっすぐ上に引きます。隣の根を動かすと白長はそこで曲がるので、込んでいる場所は地際をはさみで切っても構いません。
- 抜いたあとは土を寄せる
- 抜いた跡に穴が残ると残した株の根が露出します。周りの土を指で寄せて軽く押さえ、水をやってなじませます。
2回目は本葉4〜5枚で5〜6センチに
本葉が4〜5枚になり、株元の根がわずかに白く太り始めたころが2回目です。ここで最終の株間5〜6センチにします。白長は根が土の中にあるので、このときの株の大きさで最終の根の太さがほぼ決まります。迷ったら広めに抜くほうが、根の仕上がりはよくなります。
- 白く太り始めた株を残す
- 株元を見ると、根の肩が白く見え始めた株と、まだ細いままの株があります。太り始めた株を残し、細い株を抜きます。葉の大きさだけで選ばないことがコツです。
- 隣との間を測る
- 指2本分が3センチ、指3本分が5センチの目安です。白長は指3本から4本の間隔で残します。1列なら30センチの畝に5〜6株が入ります。
- 追肥と土寄せを同じ日に
- 間引いた直後に、化成肥料を1株ひとつまみ株の周りにまき、株元に土を寄せて肩を隠します。土寄せは肩の緑化と割れを防ぎ、株がぐらつくのも抑えます。
間引きが遅れたときの直し方
本葉が6枚を超えてから間引くと、残す株の根が隣の根と絡んでいて、抜くときに動いてしまいます。遅れたと気づいたら、抜くのではなく地際をはさみで切る方法に切り替えます。切った株の根は土の中で枯れて穴にならず、残した株の根を動かしません。
- はさみで地際を切る
- 抜かずに、抜く株の茎を土の表面で切ります。白長は根が深いので、遅れた間引きは全部この方法でも構いません。
- それでも込んでいたら早採りする
- 株間が3センチしかなくても、本葉が増えて肩が見えてきたら、込んでいる株から順に若採りします。細くても白長の味はします。
間引き菜を無駄にしない
白長は葉も食べる野菜なので、間引いた株はすべて食べられます。1回目の間引き菜は双葉と小さな本葉だけで、そのままサラダや味噌汁の青みに。2回目の間引き菜は根が白く太り始めていて、根ごと洗って塩をふると小さな一夜漬けになります。
| 間引き菜 | 大きさ | 使い方 |
|---|---|---|
| 1回目 | 本葉2枚、根はまだ糸状 | 洗ってサラダに散らす、味噌汁の青み |
| 2回目 | 本葉4〜5枚、根が白く太り始め | 根ごと塩でもんで浅漬け、刻んで炒め物 |
| 遅れた間引き | 本葉6枚以上、根は細い白長 | 小さな白長として丸ごと一夜漬け |
間引き菜は夕方より朝に採るとしゃきっとしています。採ったら根の土を流水で落とし、その日のうちに使います。
プランターの間引きは早めに
プランターは土の量が限られるので、地植えより込み合いの影響が早く出ます。本葉2枚を待たず、双葉が開ききった段階で2センチ間隔まで抜いておくと、その後の生育がそろいます。最終の株間は地植えと同じ5〜6センチで、幅65センチのプランターに2列なら20株前後が目安です。
- 双葉で2センチに
- 双葉が完全に開いたら、込んでいるところを2センチ間隔まで抜きます。この段階なら抜いても隣の根は動きません。
- 本葉4枚で5〜6センチに
- 地植えより少し早い本葉4枚で最終の株間にします。土の量が少ないぶん、込ませたままにすると根が細いまま終わります。
- 間引き後は水をたっぷり
- プランターは間引きのあと土が動いて乾きやすくなります。底から流れるまで水をやり、残した株の根をなじませます。
白長二十日大根の間引きに使うもの
間引きで残す株を傷めないことがすべてです。抜くより切るほうが、残す株の根を動かしません。
- 先の細いはさみ探す言葉「園芸 はさみ 細かい作業」
- 規格の目安
- 刃先が細く、刃渡り 3〜5cm のもの。クラフト用のはさみでも足ります。
密に生えたところは、抜くと隣の根まで一緒に動きます。地際で切れば残す株が動きません。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式、長さ 10cm 前後。
間引いた日を書いておくと、次の間引きまでの間隔と、生育の速さを判断できます。
- 手で抜けるうちに間引くなら、はさみは要りません。
- 間引いた芽は食べられる作物が多く、捨てる前に確かめる価値があります。
白長二十日大根の収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方は白長二十日大根の育て方にまとめています。
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