基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・ハッサク/樹上完熟
- 熟期
- 2〜3 月
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
常緑果樹。品種というより収穫・販売形態。酸抜けを待って食味を上げる。
概要説明
木成り八朔は特定の品種名ではなく、八朔を収穫せずに樹上で越冬させ、2〜3 月まで置いて完熟させたものを指す呼び名で、和歌山などの産地でブランドとして使われています。品種としては八朔そのものなので、苗木を買うときは八朔として探します。貯蔵した八朔に比べて水分が抜けず、酸が樹上で自然に抜けるため、みずみずしさと甘みが両立し、八朔特有の苦みも穏やかに感じられます。果実は 300〜400 グラムで皮は厚く、果肉は粒のしっかりした歯ごたえがあります。冬の間ずっと樹上に実を持つため、霜や寒風で果実が傷まない関東南部以西の暖地の海沿いが適地で、産地では 1 果ずつ袋がけをして寒害を防ぎます。家庭でも袋がけをすれば同じ木成りが楽しめます。自家結実性はやや弱く、他の柑橘が近くにあると実つきが安定します。樹勢は強く、家庭では 2.5〜3 メートルに仕立てます。
木成り八朔の特徴
- 八朔を樹上で越冬させ 2〜3 月に採る作り方の呼び名
- 品種としては八朔そのもの
- 貯蔵品より水分が抜けずみずみずしい
- 樹上で酸が抜けて苦みが穏やか
- 寒害を防ぐため袋がけが有効
- 霜の降りない暖地の海沿い向き
向いている使い方
- 皮をむいて生食
- 採れたてをサラダに
- 袋がけして家庭で木成りを楽しむ
八朔の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは八朔の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 八朔の植え付け — 八朔は温州みかんより寒さに弱く、自分の花粉では実が付きにくい柑橘です。植える場所と相棒の木を先に決めます。
- 八朔の剪定と整枝 — 八朔は放っておくと四メートルを超え、強く切ると翌年実が付きません。切る時期と量を株の姿で決めます。
- 八朔の肥料と摘果 — 八朔は肥料を切らすと実が小さく酸っぱくなります。年三回の施肥と実の数を絞る摘果の目安をまとめます。
- 八朔の月別の作業 — 八朔は実を付けたまま年を越すので、収穫と花芽づくりが重なります。月ごとの作業を表で確かめます。
- 八朔の病害虫と障害 — 八朔は葉と実に出る症状で原因が分かれます。柑橘で多い病害虫と冬の凍害を、見た目から切り分けます。
- 八朔の収穫と貯蔵 — 八朔は採ってすぐでは酸っぱすぎます。採る時期を寒さと色で決め、貯蔵して食べごろを作ります。
「木成り八朔」の苗木を買う
3 つのお店で探す「八朔 木成り八朔 苗木」
この品種を記録すると
アプリで作物に「八朔」、品種に「木成り八朔」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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