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🌳 樹木

クロマツの育て方|剪定と樹形づくりのコツ

海岸沿いに自生する日本の代表的な松で、力強い幹肌と荒々しい葉が特徴です。庭木としても盆栽としても格が高く、みどり摘みともみあげという年 2 回の手入れで姿を保ちます。手間はかかりますが、乾燥とやせ地には非常に強い木です。

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クロマツの写真

日当たり: 日なた水やり: 少なめ。過湿を嫌う耐寒性: 強い

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

生育期開花・結実休眠期

9月のクロマツは「生育期」の時期です。 9月の畑仕事を見る

クロマツの月別の作業を詳しく見る

クロマツを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

みどり摘みの日

春の新芽を摘んだ日を残します。摘む強さと結果を年ごとに比べられます。

もみあげの日

秋から冬に古葉を取った日です。作業量の見積もりに使えます。

植え替え・根切りの日

鉢の場合の記録です。何年おきに必要かが分かります。

クロマツの苗選びと植え付けを詳しく見る

上手に育てるコツ

クロマツを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

5月にみどりを摘む

伸び始めた新芽を根元から摘むか半分に折ります。これをしないと枝が間延びし、松らしい姿になりません。

秋にもみあげで古葉を取る

11〜12 月に古い葉を手でしごき取ります。日と風が枝の内側まで入り、翌年の芽吹きが揃います。

肥料は控えて締める

肥料が多いと葉が長く伸びて締まりのない姿になります。やせ地でよく育つ木なので、控えめが正解です。

水は乾いてから与える

過湿を嫌います。鉢では表土が白く乾いてからたっぷりが基本で、常に湿った状態は根を痛めます。

枝は落葉樹より慎重に切る

葉のない枝からは芽が出ません。切ると二度と復活しないので、残す枝を決めてから切ります。

クロマツの栽培をはじめるのに用意するもの

木は植え直しが利きません。植える日にそろえておきたいのは次の 4 つです。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここで手を抜くと何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では支えきれません。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。

    木を育てるかぎり毎年使います。切れ味の落ちないものを 1 丁選ぶと、何年も持ちます。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg を冬のうちに。

    木の肥料は年に 1〜2 回で足ります。冬に入れて春に効かせるのが基本です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。
  • 鉢で育てるなら 180cm の添え木は要りません。鉢に合う短い支柱で足ります。

クロマツの病害虫(3

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

アブラムシ類

よくある害虫

時期 春(4〜5月)出る場所 新芽出やすい条件 芽吹きの時期

症状 新芽に群生し、みどりの伸びが悪くなります。

予防 芽吹き期に見回ります。

対処 手で取るか水で流します。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri

カイガラムシ類

よくある害虫

時期 初夏(5〜7月)出る場所 幹・枝出やすい条件 風通しの悪い樹

症状 幹や枝に白い粒が付き、すす病を招きます。

予防 もみあげと透かしで風を通します。

対処 ブラシでこすり落とします。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): カイガラムシ上科

すす病

よくある病気

時期 初夏〜秋(6〜10月)出る場所 葉・枝出やすい条件 カイガラムシの発生後

症状 葉が黒くすすけて見た目が悪くなります。

予防 原因の害虫を減らすこと。

対処 害虫を防除すれば新葉はきれいになります。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aithaloderma clavatisporum、Apiosporium mali、Appendiculella calostroma ほか38

クロマツの病害虫と障害を詳しく見る

よくあるトラブル

葉が茶色くなって落ちる

古葉の古葉が落ちるだけなら生理的なもので、心配は要りません。新葉まで茶色くなる場合は水切れ根詰まり、あるいは松枯れを疑います。

枝が間延びして姿が崩れる

みどり摘みをしていないためです。春の新芽(みどり)を摘むことで節が詰まり、枝が密になります。

急に全体が赤褐色に枯れる

マツノザイセンチュウによる松枯れの可能性があります。伐倒して処分し、周囲の松を守ります。自治体に相談を。

品種一覧(0

Gadenin の作物マスタに登録されているクロマツの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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作物名に「クロマツ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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