基本情報
- 系統・区分
- つる性果樹・常緑/郁子
- 熟期
- 10〜11 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
常緑つる性。アケビに近いが果実は裂開しにくい。暖地向きで棚仕立てにする。
概要説明
ムベは、本州の関東以西から沖縄にかけての暖かい地方に自生する常緑のつる性果樹で、郁子とも書きます。アケビと同じ科の仲間ですが、葉が落ちない常緑であることと、秋に赤紫に熟した実が裂けないことで区別できます。実は長さ 5〜7 センチの卵形で、皮を割ると白い果肉が現れ、上品な甘さがありますが種が多く、口に含んで果肉だけ味わうのが昔ながらの食べ方です。天智天皇に献上された言い伝えから不老長寿の実とも呼ばれ、今も一部の地域で神事に使われます。つるは 5 メートル以上伸びるので、棚やフェンスに絡ませます。常緑の葉は密に茂り、目隠しの緑のカーテンとしても優れています。1 本では実付きが悪いことが多く、別の株を近くに植えるか、開花期に人工授粉すると安定します。耐寒性は強くないため、寒冷地では鉢植えにして冬は軒下に移します。
ムベの特徴
- 常緑のつる性果樹で葉が一年中残る
- 秋に赤紫に熟すが実は裂けない
- 実は長さ 5〜7 センチの卵形で果肉は上品な甘さ
- 種が多く果肉だけを味わう食べ方が向く
- つるは 5 メートル以上伸び、棚やフェンス向き
- 耐寒性は強くなく寒冷地では鉢植えにする
向いている使い方
- 完熟果の果肉を生で味わう
- 常緑の目隠し・緑のカーテンに
- 棚やアーチに絡ませて
- 縁起物として庭に植える
ムベの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはムベの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ムベの植え付け — ムベは常緑のつる植物で、一株では実が付きにくい果樹です。場所と株数を決めてから植えます。
- ムベのつるの整理 — ムベは前年に伸びたつるの短い枝に花が付きます。切る枝と残す枝を見分けて冬に整理します。
- ムベの受粉のやり方 — ムベは一本の株に雄花と雌花が別に咲きます。雌花を見つけて別株の花粉を付けると実が確実になります。
- ムベの月別の作業 — ムベは春に花、秋に実、冬につる整理と一年を通して作業が回ります。月ごとの目安をまとめます。
- ムベの病害虫と障害 — ムベは丈夫ですが、常緑で葉が茂るためカイガラムシが付きやすく、寒風で葉が傷みます。
- ムベの収穫と食べ方 — ムベの実は裂けないので、色と弾力で完熟を見分けます。鳥に取られる前に採り、追熟で甘みを引き出します。
この品種を記録すると
アプリで作物に「ムベ」、品種に「ムベ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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