基本情報
- 系統・区分
- ラン類・鉢花/着生ラン
- 熟期
- 冬
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
洋ラン・和蘭。明るい日陰、通気性、水苔/バーク管理、冬温度が栽培ポイント。
概要説明
パフィオペディラムの中で最も寒さに強く、ヨーロッパで 19 世紀から栽培されてきた原種がインシグネです。ヒマラヤ東部の標高 1,000〜2,000 メートルに自生し、緑黄色の花弁に褐色の斑点が入る背萼片、光沢のある黄褐色の袋状リップをもつ花径 10〜12 センチの花を、冬に 1 茎 1 輪咲かせます。花は 1〜2 か月咲き続け、株が大きくなると同時に何本も花茎を上げます。葉は緑一色の細長い線形で、株はよく増えて 5〜6 号鉢に群生します。最低 5 度あれば越冬でき、無加温の室内でも育つため、パフィオの中では最も手軽に育てられる種のひとつです。夏は涼しく風通しのよい場所を好み、30 度を超える暑さは苦手なので、戸外の明るい日陰に出して夜間の温度を下げると調子がよくなります。根が太く乾燥に弱いので、バークや水ゴケで植えて乾ききらせず、明るい日陰で管理します。多くの交配種の親になっている歴史的な原種で、丈夫さから初心者にも勧められます。
インシグネの特徴
- パフィオで最も寒さに強く最低 5 度で越冬
- 緑黄色に褐色の斑点、花径 10〜12 センチ
- 冬に開花し 1〜2 か月咲く
- 株がよく増えて群生する
- 夏の暑さは苦手で涼しい場所向き
向いている使い方
- 無加温の室内で楽しむ
- 鉢植えで楽しむ
- 初めてのパフィオ原種に
パフィオペディラムの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはパフィオペディラムの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- パフィオペディラムの置き場所と光 — パフィオペディラムは洋ランの中で最も弱い光で育ちます。葉の色と厚さで光の強さを判断し、季節ごとの置き場を整理します。
- パフィオペディラムの水やり — パフィオペディラムは水を蓄えるバルブを持たないため、他の洋ランより乾かしすぎに弱い花です。季節と植え込み材で回数を決めます。
- パフィオペディラムの肥料と日々の管理 — パフィオペディラムは肥料に敏感で、濃いと根が傷みます。薄い液体肥料の与え方と、葉と株元の手入れを整理します。
- パフィオペディラムの花を咲かせる — パフィオペディラムが咲かない原因は、株の充実不足と秋の温度差不足がほとんどです。花芽ができる条件と、つぼみからの管理をまとめます。
- パフィオペディラムの植え替え — パフィオペディラムは植え込み材が古くなると根が傷みます。植え替えの時期の見分け方と、水苔での植え方、株分けをまとめます。
- パフィオペディラムの月別の作業 — パフィオペディラムの一年は、花後の植え替え、屋外での生育、秋の温度差、冬の開花という流れです。月ごとの作業と目安をまとめます。
- パフィオペディラムの病害虫と障害 — パフィオペディラムで最も怖いのは葉の付け根から入る軟腐病です。症状の見分け方と、根腐れ・カイガラムシ・ハダニの対処をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「パフィオペディラム」、品種に「インシグネ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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