基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・甘夏/代表品種
- 熟期
- 3〜5 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
常緑果樹。甘夏の代表的品種。やや大玉で爽やかな酸味と苦味がある。
概要説明
川野夏橙は甘夏の正式な品種名で、大分県津久見市の川野豊氏の園で 1935 年に夏みかんの枝変わりとして見つかり、1950 年に登録されました。一般には甘夏の名で呼ばれ、苗木も甘夏として流通していますが、品種名としてはこの川野夏橙が正しい名前です。夏みかんに比べて果実の酸が早く抜け、貯蔵しなくても春には食べられる甘さになったことで、戦後の夏みかん産地を一気に置き換えました。果実は 300〜400 グラムで皮が厚く、果肉は淡黄色、果汁が多く、さわやかな甘酸っぱさと軽い苦みがあります。熟期は 3〜5 月で、樹上で越冬させます。露地栽培は関東南部以西の暖地向きで、冬に氷点下 3 度を下回る地域では果実が傷みます。自家結実性があり 1 本で実がつきますが、豊産のため摘果しないと隔年結果になります。樹勢は強く、家庭では 2.5〜3 メートルに仕立てます。
川野夏橙の特徴
- 甘夏の正式品種名で 1935 年発見・1950 年登録
- 夏みかんの枝変わりで酸が早く抜ける
- 果重 300〜400 グラムで皮が厚い
- 熟期 3〜5 月で樹上越冬させる
- 自家結実性があり豊産で摘果が必要
- 暖地向きで冬に氷点下 3 度を下回ると果実が傷む
向いている使い方
- 皮をむいて生食
- マーマレード
- 皮を砂糖漬けに
甘夏の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは甘夏の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 甘夏の植え付け — 甘夏は夏みかんより甘い系統で、寒さにはやや弱い果樹です。植える場所と苗を先に決めます。
- 甘夏の剪定と摘果 — 甘夏は実が大きいぶん摘果が収穫の質を決めます。剪定は春の1回で、切りすぎないのが基本です。
- 甘夏の水やりと肥料 — 甘夏は肥料を好む果樹です。3月・6月・10月の3回に分けて与え、夏の水切れを防ぎます。
- 甘夏の月別の作業 — 甘夏は実を付けたまま冬を越し、翌春に収穫します。1年半をまたぐ流れを月ごとに並べます。
- 甘夏の病害虫と障害 — 甘夏で多いのはアゲハの幼虫、カイガラムシ、かいよう病、そうか病の4つです。見つけ方と対処を並べます。
- 甘夏の収穫と貯蔵 — 甘夏は色づいてもすぐには食べられません。冬に採って1〜2か月貯蔵し、酸を抜いてから食べます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「甘夏」、品種に「川野夏橙」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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