科: ツツジ科属: Rhododendron
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
ツツジを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植えた日と用土
酸性土を好みます。鹿沼土を使ったかどうかを残すと、生育の差の理由が分かります。
花後の剪定日
花が終わったらすぐに刈り込みます。6 月を過ぎると翌年の花芽を切ります。
花芽ができる時期
夏に翌年の花芽ができます。以降は刈り込まないという判断を残します。
開花した日
毎年の開花日を残すと、その年の気候との関係が見えてきます。
長く咲かせるコツ
ツツジを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
浅く植えて根鉢の肩を出す
細い根が地表近くに集まる性質があり、深植えすると呼吸できずに衰えます。根鉢の肩がわずかに見える高さで据え、上から用土をかぶせます。
株元をマルチングで乾かさない
根が浅いぶん夏の乾燥に弱く、水切れは翌年の花芽にまで響きます。バークチップを5cmほど敷いておくと地温と水分が安定します。
鹿沼土主体の酸性土で植える
弱酸性の土を好み、アルカリに傾くと葉が黄ばんで生育が止まります。鹿沼土やピートモスを主体にし、石灰は入れないようにします。
花がらは指でつまんで外す
咲き終わった花を残すと種に養分が回り、雨に濡れて傷みの元にもなります。付け根を指で挟んで横に倒すと、次の芽を傷めずに外せます。
移植は根鉢を崩さず行う
細根の塊で水を吸うため、土を落とすと吸水できなくなります。根鉢ごと掘り上げてそのまま据え、たっぷり水を与えて活着させます。
ツツジの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
- 規格の目安
- 元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
野菜用より肥料分が控えめで、花を咲かせる草花に合います。まず 1 袋あれば足ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。リン酸の比率が高いもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
置いておくだけで効くので、水やりのたびに考えずに済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
咲き終わった花を摘み続けるかどうかで、花期の長さが変わります。いちばん手に取る道具です。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口 外せる」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口を外せるもの。
花を濡らさずに株元へ注げます。花に水がかかると、その花は早く終わります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
- 鉢は新品でなくてもかまいません。洗って日に当てれば繰り返し使えます。
ツツジの病害虫(4)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
グンバイムシ
主要害虫
時期 初夏〜秋(5〜10月)出る場所 葉裏出やすい条件 日当たりが強く乾燥した場所
症状 葉の表が白くかすれて色が抜け、葉裏に黒い点々(排泄物)と小さな虫がいます。ひどいと株全体が白っぽくなります。
予防 ツツジ・サツキで最も多い虫です。葉裏を定期的に確認し、初期に叩きます。
対処 葉裏に薬がかかるよう散布します。年に数回発生するので、1 回では終わりません。
「ツツジの葉が白くかすれる」はほぼこれ。葉裏の黒い点が決め手です。
チャドクガ
主要害虫
時期 初夏・初秋(5〜6月、8〜9月)出る場所 葉出やすい条件 年 2 回の発生期
症状 幼虫が葉裏に並んで葉を食べます。**毒毛に触れると激しくかぶれます。** 死骸や抜け殻でもかぶれます。
予防 5〜6 月と 8〜9 月に葉裏を確認します。並んでいるうちに枝ごと切るのが安全です。
対処 **素手で触らない。** 風のない日に枝ごと切って袋に密閉し、そのまま処分します。刺されたらこすらずテープで毛を取り、洗い流します。
ツバキ・サザンカにも出ます。剪定前に必ず葉裏を確認してください。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): チャドクガ
うどんこ病
よくある病気
時期 春〜初夏(5〜7月)出る場所 葉出やすい条件 乾燥と枝の混み合い
症状 葉に白い粉状のカビが広がります。
予防 花後の刈り込みで風を通します。
対処 発病葉を取り除きます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59
ハダニ類
よくある害虫
時期 盛夏(7〜9月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥
症状 葉が白くかすれます。グンバイムシと似ますが、葉裏に黒い点はありません。
予防 乾燥を避け、葉裏に葉水をします。
対処 葉水で洗い流します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科
よくあるトラブル
翌年に花が咲かない
剪定が遅すぎます。花が終わったらすぐ、遅くとも 6 月中に刈り込みを終えます。
葉が白くかすれる
ツツジグンバイムシです。葉裏に黒い点状の糞があれば確定。放置すると株全体が白っぽくなります。
葉が黄色くなる
土がアルカリに傾いています。ツツジは酸性土 (pH 5 前後) が必要。鹿沼土やピートモスで調整します。
毛虫がつく
チャドクガです。触ると激しくかぶれます。素手で触らず、枝ごと切って処分します。
品種一覧(7)
Gadenin の作物マスタに登録されているツツジの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
か2
さ1
は1
その他3
ツツジの動画ランキング
ツツジを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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