基本情報
- 系統・区分
- 常緑花木・ツバキ/侘助系
- 熟期
- 12〜3 月開花
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
常緑低木。侘助系の代表的品種。冬〜春咲き。
概要説明
太郎冠者は侘助系ツバキの代表的な品種で、江戸時代初期から記録が残る古典品種のひとつです。有楽 (うらく) という別名でも知られ、織田有楽斎が茶花として愛したという伝承があり、関西では有楽、関東では太郎冠者と呼び分けられてきました。花は直径 5〜7 センチの一重で桃紫色を帯びた淡紅色、ラッパ状に半開きで咲き、ほのかな香りがあります。侘助類の中では花がやや大きく、花付きがよいので庭木としても見応えがあります。開花期は 12〜3 月で、寒い時期から長く咲きます。常緑の小高木で樹高は 2〜4 メートル、樹勢が強く比較的育てやすく、半日陰でもよく育ちます。耐寒性は関東以西なら戸外で問題ありません。剪定は花後の 4〜5 月に行い、夏以降は花芽を落とすので控えます。チャドクガの幼虫が付きやすいので、春と秋に葉裏を点検します。
太郎冠者の特徴
- 江戸時代初期からの侘助系の代表品種
- 別名は有楽で関西ではその名で呼ばれる
- 直径 5〜7 センチの一重の桃紫色を帯びた淡紅色
- 半開きのラッパ状でほのかな香り
- 12〜3 月開花で花付きがよい
- 樹勢が強く比較的育てやすい
向いている使い方
- 茶花として
- 和風の庭の庭木に
- 鉢植えで楽しむ
ツバキの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはツバキの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ツバキの苗選びと植え付け — ツバキは強い日差しと乾燥を嫌い、根付くまでに時間がかかります。場所と深さを間違えなければ、その後は手のかからない花木です。
- ツバキの剪定の基本 — ツバキの花芽は初夏に枝先で作られます。花後から五月までに切れば形を整えつつ翌年も咲き、遅れると花を失います。
- ツバキの水やりと肥料 — ツバキは根が少なく乾燥に弱い一方、肥料は多く必要としません。夏の水と年二回の肥料で毎年安定して咲きます。
- ツバキの月別の作業 — 冬から春に咲き、花後一か月が剪定と肥料の勝負どころ。初夏はチャドクガ、夏は水、秋は肥料とつぼみの整理。一年の作業をまとめます。
- ツバキの病害虫と障害 — ツバキで最も注意すべきはチャドクガです。毒毛に触れないことを最優先に、カイガラムシと花腐れも早めに手当てします。
- ツバキの挿し木で増やす — ツバキは挿し木で同じ花を増やせます。六月から七月上旬の新枝を挿し、二か月から三か月で発根。花が咲くまで三年から四年です。
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