基本情報
- 系統・区分
- 常緑花木・原種系
- 熟期
- 12〜4 月開花
- 育てやすさ
- ★★★★★(5 段階で 5)
常緑高木。日本の代表的ツバキ。庭木・生垣向き。
概要説明
ヤブツバキは本州から沖縄の沿岸部や山地に自生する日本の代表的なツバキで、この項目は園芸品種ではなく種そのものを指し、日本のツバキ園芸品種の大半の親となった原種です。花は直径 5〜7 センチの一重の筒咲きで濃い紅色、多数の雄しべが黄色の筒状にまとまり、花弁が散らずに花ごと落ちるのが特徴です。開花期は 12〜4 月と長く、地域や個体で時期に幅があります。葉は光沢のある濃緑の常緑で厚く、潮風や大気汚染に強いため、海岸の防風林や生垣に使われてきました。常緑の小高木〜高木で放任すると 5〜10 メートルになりますが、刈り込みに耐えるので生垣や玉仕立てで低く保てます。日向から半日陰まで育ち、耐寒性は東北南部まで戸外で問題ありません。剪定は花後の 4〜5 月に行い、夏以降は花芽を落とすので控えます。種子から椿油が採れます。チャドクガの幼虫が付きやすい点は他のツバキと同じです。
ヤブツバキの特徴
- 日本に自生する種そのもので園芸品種の大半の親
- 直径 5〜7 センチの一重の濃紅で花ごと落ちる
- 12〜4 月と開花期が長い
- 光沢のある厚い常緑葉で潮風に強い
- 放任で 5〜10 メートルだが刈り込みに耐える
- 種子から椿油が採れる
向いている使い方
- 生垣にする
- 海岸近くの庭木や防風に
- シンボルツリーとして
ツバキの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはツバキの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ツバキの苗選びと植え付け — ツバキは強い日差しと乾燥を嫌い、根付くまでに時間がかかります。場所と深さを間違えなければ、その後は手のかからない花木です。
- ツバキの剪定の基本 — ツバキの花芽は初夏に枝先で作られます。花後から五月までに切れば形を整えつつ翌年も咲き、遅れると花を失います。
- ツバキの水やりと肥料 — ツバキは根が少なく乾燥に弱い一方、肥料は多く必要としません。夏の水と年二回の肥料で毎年安定して咲きます。
- ツバキの月別の作業 — 冬から春に咲き、花後一か月が剪定と肥料の勝負どころ。初夏はチャドクガ、夏は水、秋は肥料とつぼみの整理。一年の作業をまとめます。
- ツバキの病害虫と障害 — ツバキで最も注意すべきはチャドクガです。毒毛に触れないことを最優先に、カイガラムシと花腐れも早めに手当てします。
- ツバキの挿し木で増やす — ツバキは挿し木で同じ花を増やせます。六月から七月上旬の新枝を挿し、二か月から三か月で発根。花が咲くまで三年から四年です。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「ツバキ」、品種に「ヤブツバキ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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