基本情報
- 系統・区分
- 秋・食用菊
- 熟期
- 10 月〜11 月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
挿し芽苗。黄色系の食用菊。香りと食感があり、おひたし向き。
概要説明
阿房宮は青森県八戸市周辺で江戸時代から栽培されてきた黄色の食用菊で、南部藩の時代に京都から伝わったとされます。花径は 4〜5 センチ、鮮やかな黄色の八重咲きで、花弁は平たく、茹でると独特の香りとほろ苦さ、しっかりした歯ごたえがあります。もってのほかより香りが強く、味も濃いので、おひたしや酢の物のほか、蒸して乾燥させた「干し菊」に加工して冬の保存食にするのが八戸の伝統です。草丈は 60〜80 センチ、開花期は 10 月下旬から 11 月で、霜に当たる前に収穫します。宿根性で、春に出た芽を株分けか挿し芽で植え、6 月から 7 月に 1〜2 回摘芯して枝数を増やします。日当たりと水はけのよい場所を好み、食用なので農薬を控え、アブラムシは早めに取り除きます。花は開き切ったところで摘み、花弁をむしって酢を入れた湯で 30 秒ほど茹で、水にとって絞ります。乾燥して干し菊にすると 1 年ほど保存でき、水で戻してから使います。
阿房宮の特徴
- 青森県八戸周辺で江戸時代から栽培される黄色の食用菊
- 花径 4〜5 センチの鮮黄色の八重咲き
- 香りが強くほろ苦さとしっかりした歯ごたえ
- 干し菊に加工して保存する伝統がある
- 開花期は 10 月下旬から 11 月
- 草丈 60〜80 センチの宿根性
向いている使い方
- おひたし・酢の物
- 干し菊の加工
- 汁物や麺の彩り
- 天ぷら・かき揚げ
キクの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはキクの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- キクの苗と植え付け — 秋に咲く短日植物です。五〜六月に若いさし芽苗を植えて夏に株を作ります。日当たりと夜の明かりの有無で置き場所を決めます。
- キクの水やりと追肥 — 肥料を好む花です。六月から九月は追肥を続け、つぼみが色づいたら止めます。水は表面が乾いてから朝にたっぷり与えます。
- キクの摘心と仕立て — 摘心の回数と時期で花数と草丈が決まります。五月と七月の二回を基本に、品種と仕立てで回数を変えます。
- キクの月別の作業 — 春のさし芽から秋の開花、花後の冬至芽の管理まで、月ごとの作業をまとめました。摘心の期限だけは月を守ります。
- キクの病害虫と障害 — 白さび病とうどんこ病、アブラムシとオオタバコガが主な相手です。葉裏の見回りと風通しで予防します。
- キクの増やし方 — 毎年春にさし芽で更新するのがキクの基本です。冬至芽を四月にさせば三〜四週間で根が出ます。株分けもできます。
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この品種を記録すると
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