基本情報
- 系統・区分
- 小果樹・ポポー/古典品種
- 熟期
- 9〜10 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
落葉小高木。古くからある海外品種。香りが強く加工にも向く。
概要説明
オーバーリースは、アメリカで古くから栽培されてきたポポーの品種で、香りの強さが際立つことで知られています。果肉は濃い黄色で甘みが強く、鼻に抜ける芳香がはっきりしているため、生で食べるだけでなく、ピューレにして焼き菓子やアイスに加えても風味が残ります。加工向きの品種として名前が挙がるのはそのためです。落葉小高木で樹高は 3〜5 メートル、耐寒性があり日本の多くの地域で露地栽培できます。古い品種だけに樹勢が安定しており、病害虫もほとんど付かないので、手のかからない庭の果樹として育てられます。ポポーは自家不和合の性質が強いため、別品種を近くに植え、開花期に人工授粉を行うと実付きが安定します。香りが強い品種は完熟の判断がしやすく、木に近づいて甘い匂いが漂ってきたら収穫の合図です。落果しやすいので、下に敷き物を置いておくと実を傷めずに拾えます。
オーバーリースの特徴
- アメリカで古くから栽培される香りの強い品種
- 果肉は濃い黄色で甘みが強い
- 加工しても風味が残り菓子向き
- 樹勢が安定し病害虫がほとんど付かない
- 自家不和合が強く別品種の混植が要る
- 完熟すると落果しやすい
向いている使い方
- 完熟果を生食で味わう
- ピューレにして焼き菓子やアイスに
- 香りを楽しむ庭の果樹として
- 他品種の受粉樹に
ポポーの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはポポーの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ポポーの苗選びと植え付け — ポポーは太い直根が命で、移植を嫌います。苗の選び方と、根を崩さない植え付けの手順をまとめます。
- ポポーの人工受粉 — ポポーの花は虫が寄りにくく、放任では実がつきません。花の見分け方と筆での受粉手順を説明します。
- ポポーの剪定と樹形 — ポポーは放任すると六メートルを超え、手が届かなくなります。冬の剪定で高さを抑え、実をつける枝を残す考え方を説明します。
- ポポーの水やりと肥料 — ポポーは深く根を張れば手がかかりません。若木のうちの水管理と、実をつけるようになってからの肥料の量を説明します。
- ポポーの月別の作業 — ポポーの一年を月ごとにまとめます。春の受粉と秋の収穫が要で、他の月は手間がかかりません。
- ポポーの病害虫と障害 — ポポーは病気にかかりにくい果樹ですが、若木の葉焼け、実の落下、鳥の食害は起きます。見分け方と対処をまとめます。
- ポポーの収穫と追熟 — ポポーは日持ちが数日しかなく店に並びません。木での熟し方の見方と、追熟と保存の方法をまとめます。
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