基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・タンゴール/デコ付き
- 生産者
- 農研機構系
- 熟期
- 2〜3 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
常緑果樹。清見×ポンカン系の濃厚食味。果頂部のデコが出やすく、暖地向き。
概要説明
不知火は農林水産省の果樹試験場口之津支場で清見とポンカンを交配して生まれた品種で、1972 年に交配され、熊本県の不知火町で栽培が始まったことからこの名がつきました。果頂部にこぶのようなデコがあるのが特徴で、糖度 13 度以上・クエン酸 1 パーセント以下の基準を満たしたものだけがデコポンの名で出荷されます。果実は 200〜280 グラムで皮は厚めながら手でむきやすく、じょうのう膜も薄いので袋ごと食べられ、果肉は濃い橙色で糖度は 13〜15 度、ポンカン譲りの香りと清見譲りの多汁さがあります。種はほとんど入りません。熟期は 2〜3 月で、収穫後 2〜4 週間貯蔵して酸を抜きます。冬を樹上で越すため、露地栽培は関東南部以西の暖地向きで、寒風で果実が傷むため袋がけや防風が有効です。自家結実性があり 1 本で実がつきます。樹勢はやや弱く、家庭では 2〜2.5 メートルに仕立てます。
不知火の特徴
- 清見とポンカンの交配で果樹試験場が育成
- 果頂部にデコがあり基準を満たすとデコポンとして出荷
- 果重 200〜280 グラムで糖度 13〜15 度
- 皮が手でむけ袋ごと食べられる
- 熟期 2〜3 月で貯蔵して酸を抜く
- 冬を樹上で越すため暖地向きで袋がけが有効
向いている使い方
- 皮をむいて生食
- 贈答用の高級柑橘
- ジュース・ゼリー
不知火の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは不知火の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 不知火の植え付け — 不知火は清見とポンカンの交配種で、温州みかんより寒さに弱い木です。植える場所と鉢の選び方で冬の生き残りが決まります。
- 不知火の剪定と摘果 — 不知火は実を付けすぎると翌年に花が咲かない隔年結果が強く出ます。剪定と摘果で毎年の実の数をそろえます。
- 不知火の水やりと肥料 — 不知火は実を長く木に付けたまま育てるので肥料切れが味に直結します。年三回の施肥と乾かし方の基本をまとめます。
- 不知火の月別の作業 — 不知火は春に花が咲き、翌年の2〜3月に収穫する一年がかりの果樹です。月ごとの作業と冬の防寒の時期をまとめます。
- 不知火の病害虫と寒害 — 不知火はアゲハやカミキリムシ、かいよう病に加えて、冬の寒さで実が傷む固有の困りごとがあります。症状から見分ける手順をまとめます。
- 不知火の収穫と酸抜き — 不知火は木で色づいてもまだ酸っぱく、収穫後の貯蔵で酸を抜いて甘くします。採る時期と貯蔵の手順をまとめます。
この品種を記録すると
アプリで作物に「不知火」、品種に「不知火」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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