基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・不知火系/減酸
- 生産者
- 熊本県系
- 熟期
- 12〜1 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
常緑果樹。不知火系の枝変わり/改良系として流通。減酸しやすく食べやすい。
概要説明

肥の豊は熊本県農業研究センターが不知火の枝変わりから選抜した品種で、2000 年代に登録され、不知火より早く熟して酸の抜けが早いのが特徴です。不知火が 2〜3 月に収穫して貯蔵するのに対し、肥の豊は 12 月下旬から 1 月に収穫でき、年明け早々から食べられます。果実は 200〜250 グラムで果頂部にデコがあり、皮は手でむきやすく、じょうのう膜が薄く袋ごと食べられます。果肉は濃い橙色で糖度は 13〜14 度、酸味は不知火より少なめで、種はほとんど入りません。早く熟す分、冬の寒さに当たる期間が短く、不知火より寒害を受けにくいため、関東南部以西の暖地なら露地で育てやすい品種です。寒冷地では鉢植えで冬に室内へ取り込みます。自家結実性があり 1 本で実がつきます。樹勢は不知火よりやや強く、家庭では 2〜2.5 メートルに仕立てます。熊本県内では不知火の早生として産地化されています。
肥の豊の特徴
- 熊本県育成の不知火枝変わり品種
- 不知火より 1〜2 か月早い 12 月下旬〜1 月に収穫
- 果重 200〜250 グラムで糖度 13〜14 度
- 酸の抜けが早く年明けから食べられる
- 寒害を受けにくく暖地の露地向き
- 自家結実性があり 1 本で実がつく
向いている使い方
- 皮をむいて生食
- 年明け早々に食べたい家庭向き
- ジュース・ゼリー
不知火の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは不知火の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 不知火の植え付け — 不知火は清見とポンカンの交配種で、温州みかんより寒さに弱い木です。植える場所と鉢の選び方で冬の生き残りが決まります。
- 不知火の剪定と摘果 — 不知火は実を付けすぎると翌年に花が咲かない隔年結果が強く出ます。剪定と摘果で毎年の実の数をそろえます。
- 不知火の水やりと肥料 — 不知火は実を長く木に付けたまま育てるので肥料切れが味に直結します。年三回の施肥と乾かし方の基本をまとめます。
- 不知火の月別の作業 — 不知火は春に花が咲き、翌年の2〜3月に収穫する一年がかりの果樹です。月ごとの作業と冬の防寒の時期をまとめます。
- 不知火の病害虫と寒害 — 不知火はアゲハやカミキリムシ、かいよう病に加えて、冬の寒さで実が傷む固有の困りごとがあります。症状から見分ける手順をまとめます。
- 不知火の収穫と酸抜き — 不知火は木で色づいてもまだ酸っぱく、収穫後の貯蔵で酸を抜いて甘くします。採る時期と貯蔵の手順をまとめます。
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