基本情報
- 系統・区分
- 香味ハーブ・つる性多年草/毬花
- 熟期
- 8〜9 月に収穫
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
地下茎苗。雌株の毬花をビール香味に利用。つるが非常に伸び、冷涼地向き。
概要説明
ホップは北半球の温帯に広く分布するアサ科のつる性多年草で、雌株につく毬花 (まりばな) がビールの苦みと香りのもとになるハーブです。品種名ではなく種名で、和名はセイヨウカラハナソウ、日本にも近縁のカラハナソウが自生します。つるは 1 シーズンで 5〜7 メートル以上伸び、ザラザラした茎が右巻きに支柱を登ります。雌雄異株で、栽培されるのはほぼ雌株のみ、根株や挿し木で増やします。夏に緑色の松かさ状の毬花をつけ、8〜9 月に指で押して弾力が出て黄色い粉 (ルプリン) が香る頃が収穫期です。乾燥させて自家醸造のビールやハーブティー、枕の詰め物に使い、若い芽は春に摘んでゆでるとアスパラガスのような味がします。日当たりと深く肥沃な土を好み、耐寒性は非常に強く、冬は地上部が枯れて根株で越冬します。耐暑性も比較的あり、暑さより夏の多湿で葉が傷むため風通しを確保します。高い支柱かネットが必須で、成長は非常に速いです。株が充実する 2〜3 年目から本格的に収穫できます。
ホップの特徴
- アサ科のつる性多年草で雌株の毬花を使う種名
- つるは 1 シーズンで 5〜7 メートル以上伸びる
- 雌雄異株で栽培は雌株のみ、根株や挿し木で増やす
- 8〜9 月に弾力が出てルプリンが香る頃が収穫期
- 耐寒性が非常に強く根株で越冬
- 本格的な収穫は 2〜3 年目から
向いている使い方
- 毬花を乾燥して自家醸造のビールに
- ハーブティーや枕の詰め物
- 春の若芽をゆでて食べる
- フェンスや壁面の緑のカーテン
ホップの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはホップの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ホップの苗選びと植え付け — ホップは種からではなく雌株の根株や苗から育てるつる性の多年草です。三月から四月に日当たりのよい場所へ深く植え、一年目は株を育てることに専念します。
- ホップの支柱と誘引 — ホップは一株から多くの芽が出ますが、太いつるを三本から四本に絞って支柱へ誘引すると毬花が充実します。つるは時計回りに巻く性質があるので、向きを合わせて巻き付けます。
- ホップの水やりと追肥 — ホップは五月から七月に一日十センチ以上伸び、水を大量に使います。この時期は乾かさず、肥料は伸び始めと毬花が付く前の二回に絞って与えます。
- ホップの収穫と保存 — ホップの毬花は八月下旬から九月に、触るとかさかさ音がして黄色い粉が見えるころが収穫の適期です。摘んだらすぐ乾かし、密閉して冷凍すると香りが持ちます。
- ホップの月別の作業 — ホップは春に芽が出て夏に五メートル以上伸び、九月に毬花を穫り、冬は地上部が枯れます。多年草として毎年繰り返す月ごとの作業を表にまとめました。
- ホップの病害虫と障害 — ホップは高温多湿の日本の夏でべと病とハダニが出やすい作物です。下葉の除去と風通しで予防し、症状から原因を見分けて早めに対処します。
この品種を記録すると
アプリで作物に「ホップ」、品種に「ホップ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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