基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・タンカン/在来系
- 熟期
- 2〜3 月
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
常緑果樹。タンカン系の在来・古典名として流通。真正性は要確認。
概要説明
桶柑はタンカンの中国語表記で、タンカンという名前そのものがこの漢字の発音に由来します。中国南部の広東省が原産とされ、桶に入れて運ばれたことから桶柑と呼ばれるようになったと伝えられ、台湾を経て明治時代に鹿児島へ導入されました。品種というより種名にあたる呼び名で、日本の垂水1号や名護紅早生はこの桶柑の中から選抜された系統です。果実は 100〜150 グラムで皮は厚めでやや粗く、手でむけます。果肉は濃い橙色で果汁が非常に多く、糖度は 12〜13 度、酸味は穏やかで、ポンカンの香りとオレンジの多汁さを併せ持ちます。種は数粒入ります。熟期は 2〜3 月で、冬を樹上で越すため、露地栽培は霜の降りない暖地に限られ、それ以外の地域では鉢植えで冬に室内へ取り込みます。自家結実性があり 1 本で実がつきます。樹勢は強く、家庭では 2.5 メートル前後に仕立てます。
桶柑の特徴
- タンカンの中国語表記で種名にあたる呼び名
- 中国広東省原産で台湾経由で鹿児島へ導入
- 果重 100〜150 グラムで糖度 12〜13 度
- 果汁が非常に多くポンカンの香りがある
- 熟期 2〜3 月で霜の降りない暖地向き
- 自家結実性があり 1 本で実がつく
向いている使い方
- 皮をむいて生食
- ジュース
- 暖地の庭植え
タンカンの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはタンカンの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- タンカンの植え付けと置き場所 — タンカンは沖縄や鹿児島の暖かい土地の果樹です。関東平野部では鉢植えか、南向きの壁際で寒さをしのぐ場所選びが最初の関門です。
- タンカンの剪定と枝の整理 — タンカンは強く切ると実が減ります。三月に込んだ枝を間引く軽い剪定で、木の内側まで日が入る形に整えます。
- タンカンの水やりと追肥 — タンカンは肥料をよく食べる果樹です。三月、六月、十月の年三回の施肥と、夏から秋の実を太らせる水やりが味を決めます。
- タンカンの月別の作業 — タンカンは五月に花、夏に実を太らせ、冬に実を木に付けたまま熟させます。防寒と収穫が重なる冬が山場です。
- タンカンの病害虫と障害 — タンカンで起きやすいのはアゲハの幼虫、カイガラムシ、かいよう病、そして冬の寒害です。見た目から原因を判断して手当てします。
- タンカンの収穫と保存 — タンカンは二月から三月に収穫します。皮の色と味見で熟度を判断し、寒波が来る前に収穫して追熟させる方法をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「タンカン」、品種に「桶柑」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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