基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・タンカン/海外系
- 熟期
- 1〜2 月
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
常緑果樹。台湾系流通名。高糖度で香りがよいが寒さに弱い。
概要説明
台湾タンカンは台湾で栽培されているタンカンの系統をまとめて呼ぶ名前で、日本のタンカンの直接の由来にあたります。中国南部原産のタンカンは台湾で広く栽培され、明治時代に台湾から鹿児島へ導入されたものが垂水1号などの日本の系統の元になりました。台湾では現在も冬の代表的な柑橘で、旧正月の贈答に使われます。果実は 100〜150 グラムで皮は厚めでやや粗く、手でむけます。果肉は濃い橙色で果汁が非常に多く、糖度は 12〜13 度、酸味は穏やかで、ポンカンの香りとオレンジの多汁さを併せ持ちます。種は数粒から十数粒と日本の選抜系統より多めのことがあります。熟期は 1〜2 月で、冬を樹上で越すため、露地栽培は霜の降りない暖地に限られ、それ以外の地域では鉢植えで冬に室内へ取り込みます。自家結実性があり 1 本で実がつきます。日本での苗木の流通は限られます。
台湾タンカンの特徴
- 台湾で栽培されるタンカンの系統で日本のタンカンの由来
- 台湾では旧正月の贈答に使われる冬の柑橘
- 果重 100〜150 グラムで糖度 12〜13 度
- 種が日本の選抜系統より多めのことがある
- 熟期 1〜2 月で霜の降りない暖地向き
- 自家結実性があり 1 本で実がつく
向いている使い方
- 皮をむいて生食
- ジュース
- 暖地の庭植え
タンカンの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはタンカンの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- タンカンの植え付けと置き場所 — タンカンは沖縄や鹿児島の暖かい土地の果樹です。関東平野部では鉢植えか、南向きの壁際で寒さをしのぐ場所選びが最初の関門です。
- タンカンの剪定と枝の整理 — タンカンは強く切ると実が減ります。三月に込んだ枝を間引く軽い剪定で、木の内側まで日が入る形に整えます。
- タンカンの水やりと追肥 — タンカンは肥料をよく食べる果樹です。三月、六月、十月の年三回の施肥と、夏から秋の実を太らせる水やりが味を決めます。
- タンカンの月別の作業 — タンカンは五月に花、夏に実を太らせ、冬に実を木に付けたまま熟させます。防寒と収穫が重なる冬が山場です。
- タンカンの病害虫と障害 — タンカンで起きやすいのはアゲハの幼虫、カイガラムシ、かいよう病、そして冬の寒害です。見た目から原因を判断して手当てします。
- タンカンの収穫と保存 — タンカンは二月から三月に収穫します。皮の色と味見で熟度を判断し、寒波が来る前に収穫して追熟させる方法をまとめます。
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