基本情報
- 系統・区分
- つる性果樹・アケビ/三出葉
- 熟期
- 9〜10 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
落葉つる性。果実は秋に熟して裂開する。自家結実しにくく、異株混植で結実安定。
概要説明
三葉アケビは、小葉が 3 枚の複葉をつける落葉つる性の種で、本州から九州の山野に自生し、東北地方では栽培果樹としても育てられています。山形県が代表的な産地で、市場に出回るアケビの多くはこのミツバアケビ系です。果実は長さ 8〜12 センチの楕円形で、秋に紫色に色づいてから縦に裂け、中の白い果肉は上品な甘みでゼリーのようにとろけます。種はやや多く、果肉と一緒に口に含んで種だけ出すのが昔ながらの食べ方です。果皮は肉味噌を詰めて焼く郷土料理に使い、春の新芽は山菜として食べられます。つるは年に 2〜3 メートル伸び、庭ではフェンスや棚に絡ませます。三葉アケビは自家受粉ではほとんど結実しないため、五葉アケビや別の株を近くに植え、開花期に雌花へ人工授粉すると実つきが安定します。日当たりを好みますが夏の強い西日で葉が傷むので半日陰でも育て、冬に混み合ったつるを整理して花芽を残すのが管理の要点です。
三葉アケビの特徴
- 小葉 3 枚の複葉をつける本州以南に自生する種
- 果実は長さ 8〜12 センチで秋に紫色に色づき縦に裂ける
- 果肉は上品な甘みでとろける食感、種は多め
- 自家受粉ではほぼ結実せず、五葉アケビなど別株の混植が必要
- つるは年 2〜3 メートル伸び、棚やフェンス仕立て向き
- 耐寒性が強く東北地方でも露地栽培できる
向いている使い方
- 完熟果の果肉を生で味わう
- 果皮に肉味噌を詰めて焼く郷土料理
- 春の新芽を山菜として食べる
- 棚やフェンスに絡ませる庭木として
アケビの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはアケビの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- アケビの苗選びと植え付け — アケビは一株だけでは実がつきにくいつる性の果樹です。二種類の苗を並べて植え、棚やフェンスに絡ませる植え付けを解説します。
- アケビの受粉のやり方 — アケビは同じ株の花粉では実になりにくく、花が咲いても放っておくと落ちます。雌花と雄花の見分け方と人工受粉の手順を説明します。
- アケビの剪定と誘引 — アケビは短い枝に花が咲きます。伸びすぎたつるを冬に整理し、花芽のある短い枝を残す剪定と、棚やフェンスへの誘引を解説します。
- アケビの月別の作業 — アケビは四月の受粉と夏の水切れ防止が収穫を左右します。関東平野部を基準に、一年の作業を月ごとにまとめました。
- アケビの病害虫と障害 — アケビは丈夫ですが、葉を食べる大型の幼虫と果実に入る虫で収穫を失うことがあります。主な病害虫と、実がつかない生理障害の見分け方を解説します。
- アケビの収穫と食べ方 — アケビは果皮が縦に割れたら食べごろです。割れる前に採ると熟さないので、割れの見極めと鳥から守る方法、果肉と果皮の食べ方をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「アケビ」、品種に「三葉アケビ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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