基本情報
- 系統・区分
- ベリー類・カシス/大実
- 熟期
- 7 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
落葉低木。大実系の黒房すぐり。暑さに弱く、冷涼地・半日陰向き。
概要説明
ボスクープジャイアントは、オランダのボスコープで 19 世紀に生まれた古いカシスの品種で、名前のとおり果実が大きく、直径 1.2〜1.5 センチにもなる大粒系の代表として今も流通しています。果実は黒く光沢があり、房は長めで粒ぞろいがよく、香りが強くて酸味は中程度、甘みもあるので生食にも向きます。落葉低木で株立ちになり、樹勢は強く樹高は 1.5 メートルほどに育ちます。自家結実性はやや弱めで、別の品種を近くに植えると実つきが安定します。早咲きのため開花期の遅霜に当たると実つきが落ちることがあり、霜の降りる地域では風の当たらない場所に植えます。冷涼な気候を好み、寒さには非常に強い一方で、日本の夏の高温多湿は苦手なため、関東以西では半日陰に植えて株元をマルチングし、夏の乾燥と地温の上昇を防ぎます。実は若い枝によくつくので、冬に古い枝を地際から切って更新します。熟すと落果しやすいので早めに収穫します。
ボスクープジャイアントの特徴
- オランダ生まれの古い品種で直径 1.2〜1.5 センチの大粒系の代表
- 果実は黒く光沢があり房が長く粒ぞろいがよい
- 香りが強く甘みもあるので生食にも向く
- 自家結実性がやや弱く別品種の混植で実つきが安定する
- 早咲きで開花期の遅霜に注意
- 耐寒性は非常に強いが夏の高温多湿が苦手
向いている使い方
- 大粒の果実を生食で
- ジャムやシロップに加工する
- 冷涼地の庭で果樹として
カシスの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはカシスの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- カシスの苗選びと植え付け — カシスは寒さに強く暑さに弱い果樹です。関東で育てるための場所選び、苗の見方、鉢植えと地植えの植え付けを解説します。
- カシスの剪定と株の更新 — カシスは一〜三年目の若い枝によく実がつき、古い枝は実が減ります。毎年古い枝を根元から切って若い枝に入れ替える剪定を解説します。
- カシスの夏越しと水やり — 関東でカシスを育てる最大の壁は夏の暑さです。遮光と水やり、敷きわらで根を守る方法と、肥料の与え方をまとめます。
- カシスの月別の作業 — カシスは冬の剪定と初夏の収穫、夏の暑さ対策が作業の山です。関東平野部を基準に、一年の作業を月ごとにまとめました。
- カシスの病害虫と障害 — カシスで多いのはうどんこ病、夏の葉焼け、幹に入る虫、鳥の食害です。症状からの見分け方と、薬に頼りすぎない手当てをまとめます。
- カシスの収穫と保存 — カシスは生では酸っぱく、加工して楽しむ果実です。房の熟し具合の見極め、収穫の手順、冷凍とジャム、シロップでの保存をまとめます。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「カシス」、品種に「ボスクープジャイアント」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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