基本情報
- 系統・区分
- ベリー類・カシス/海外系
- 熟期
- 7 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
落葉低木。栽培性と収量を重視する海外品種。高温多湿に注意。
概要説明
ベンローモンドは、スコットランドの研究所が 1970 年代に発表したカシスの品種で、ベンネヴィスと同じ「ベン」シリーズに属し、イギリスの商業栽培で長く主力を務めました。開花が遅く春の遅霜を避けやすいこと、果実が大きめで房の粒ぞろいがよく、機械収穫にも向くことが評価された品種です。果実は黒く光沢があり、酸味と香りが強く、ビタミンの含有量が多いことでも知られ、ジャムやシロップ、リキュールなど加工に向きます。落葉低木で株立ちになり、樹高は 1.2〜1.5 メートル、枝はやや開帳ぎみに広がります。自家結実性があり 1 株で実がつきます。冷涼な気候を好み、耐寒性は非常に強い一方で、うどんこ病にはやや弱いとされるので風通しを確保し、日本の夏の高温多湿を避けるため関東以西では半日陰に植えて株元をマルチングします。実は 1〜2 年枝によくつくので、冬に 4 年以上の古い枝を地際から切って若い枝に更新すると収量が保てます。
ベンローモンドの特徴
- スコットランド育成のベンシリーズでイギリス商業栽培の主力だった品種
- 開花が遅く春の遅霜を避けやすい
- 果実が大きめで房の粒ぞろいがよい
- 酸味と香りが強く加工向き
- 自家結実性があり 1 株で実がつく
- うどんこ病にはやや弱いとされ風通しを確保する
向いている使い方
- ジャムやシロップに加工する
- リキュールや果実酒に
- 冷涼地の庭で果樹として
カシスの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはカシスの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- カシスの苗選びと植え付け — カシスは寒さに強く暑さに弱い果樹です。関東で育てるための場所選び、苗の見方、鉢植えと地植えの植え付けを解説します。
- カシスの剪定と株の更新 — カシスは一〜三年目の若い枝によく実がつき、古い枝は実が減ります。毎年古い枝を根元から切って若い枝に入れ替える剪定を解説します。
- カシスの夏越しと水やり — 関東でカシスを育てる最大の壁は夏の暑さです。遮光と水やり、敷きわらで根を守る方法と、肥料の与え方をまとめます。
- カシスの月別の作業 — カシスは冬の剪定と初夏の収穫、夏の暑さ対策が作業の山です。関東平野部を基準に、一年の作業を月ごとにまとめました。
- カシスの病害虫と障害 — カシスで多いのはうどんこ病、夏の葉焼け、幹に入る虫、鳥の食害です。症状からの見分け方と、薬に頼りすぎない手当てをまとめます。
- カシスの収穫と保存 — カシスは生では酸っぱく、加工して楽しむ果実です。房の熟し具合の見極め、収穫の手順、冷凍とジャム、シロップでの保存をまとめます。
「ベンローモンド」の苗木を買う
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この品種を記録すると
アプリで作物に「カシス」、品種に「ベンローモンド」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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