基本情報
- 系統・区分
- ベリー類・カシス/在来流通
- 熟期
- 7 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
落葉低木。品種不明株の受け皿。冷涼地での鉢植え・庭植え向き。
概要説明
黒房すぐり在来系は、品種名の分からないカシスの株をまとめて指す受け皿の名前で、青森県や北海道で古くから庭先に植えられてきた株や、実生で増やされた株がこれにあたります。カシスは明治時代にヨーロッパから日本に入り、青森県が国内生産の大半を占めるまでになりましたが、産地で育てられている株の多くも品種名がはっきりしません。果実は直径 1 センチ前後の黒紫色で、酸味と独特の香りが強く、ジャムやシロップ、果実酒に加工するのが一般的です。落葉低木で株立ちになり、樹高は 1〜1.5 メートル、自家結実性があって 1 株で実がつきます。冷涼な気候を好み、耐寒性は非常に強い一方で、日本の夏の高温多湿は苦手なため、関東以西では半日陰に植えて株元をマルチングし、夏の乾燥を防ぎます。実は 1〜2 年枝によくつくので、冬に古い枝を地際から切って若い枝に更新します。株ごとに果実の大きさや味に差があるので、よい株は挿し木で増やせます。
黒房すぐり在来系の特徴
- 品種名の分からないカシスの株をまとめた受け皿
- 青森県や北海道で古くから庭先に植えられてきた株が多い
- 果実は直径 1 センチ前後の黒紫色で酸味と香りが強い
- 落葉低木で樹高 1〜1.5 メートル、自家結実性がある
- 耐寒性が非常に強く冷涼地向き
- 株ごとに果実の大きさや味に個体差があり挿し木で増やせる
向いている使い方
- ジャムやシロップに加工する
- 果実酒やリキュールに
- 冷涼地の庭で果樹として
- よい株を挿し木で増やす
カシスの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはカシスの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- カシスの苗選びと植え付け — カシスは寒さに強く暑さに弱い果樹です。関東で育てるための場所選び、苗の見方、鉢植えと地植えの植え付けを解説します。
- カシスの剪定と株の更新 — カシスは一〜三年目の若い枝によく実がつき、古い枝は実が減ります。毎年古い枝を根元から切って若い枝に入れ替える剪定を解説します。
- カシスの夏越しと水やり — 関東でカシスを育てる最大の壁は夏の暑さです。遮光と水やり、敷きわらで根を守る方法と、肥料の与え方をまとめます。
- カシスの月別の作業 — カシスは冬の剪定と初夏の収穫、夏の暑さ対策が作業の山です。関東平野部を基準に、一年の作業を月ごとにまとめました。
- カシスの病害虫と障害 — カシスで多いのはうどんこ病、夏の葉焼け、幹に入る虫、鳥の食害です。症状からの見分け方と、薬に頼りすぎない手当てをまとめます。
- カシスの収穫と保存 — カシスは生では酸っぱく、加工して楽しむ果実です。房の熟し具合の見極め、収穫の手順、冷凍とジャム、シロップでの保存をまとめます。
「黒房すぐり在来系」の苗木を買う
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この品種を記録すると
アプリで作物に「カシス」、品種に「黒房すぐり在来系」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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