基本情報
- 系統・区分
- ベリー類・カシス/海外系
- 熟期
- 7 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
落葉低木。比較的大実の海外品種。冷涼地向き。
概要説明
ベンコンナンは、スコットランドの研究所が 1990 年代に発表したカシスの品種で、ベンローモンドの後継として育成され、うどんこ病と葉の病気に強いことを特徴とする「ベン」シリーズの中でも家庭栽培向きとされる品種です。果実は大きめで黒く、房は長めで粒ぞろいがよく、酸味と香りが強くジャムやシロップ、リキュールに向きます。樹勢は中程度で、樹高は 1.2〜1.5 メートルの落葉低木、枝は直立ぎみでコンパクトにまとまるため、鉢植えや狭い庭でも扱いやすいのが利点です。開花はやや遅めで遅霜を避けやすく、自家結実性があり 1 株で実がつきます。冷涼な気候を好み、耐寒性は非常に強い一方で、日本の夏の高温多湿は苦手なため、関東以西では午後に日陰になる場所に植え、株元をマルチングして根の乾燥と地温の上昇を防ぎます。実は 1〜2 年枝によくつくので、冬に古い枝を地際から切って若い枝に更新します。鳥害に備え、熟す前にネットをかけます。
ベンコンナンの特徴
- スコットランド育成でベンローモンドの後継として生まれた品種
- うどんこ病と葉の病気に強いとされ家庭栽培向き
- 果実は大きめで房が長く粒ぞろいがよい
- 樹勢は中程度で枝が直立ぎみにコンパクトにまとまる
- 開花がやや遅く遅霜を避けやすい
- 自家結実性があり 1 株で実がつく
向いている使い方
- ジャムやシロップに加工する
- 鉢植えや狭い庭で育てる
- リキュールや果実酒に
カシスの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはカシスの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- カシスの苗選びと植え付け — カシスは寒さに強く暑さに弱い果樹です。関東で育てるための場所選び、苗の見方、鉢植えと地植えの植え付けを解説します。
- カシスの剪定と株の更新 — カシスは一〜三年目の若い枝によく実がつき、古い枝は実が減ります。毎年古い枝を根元から切って若い枝に入れ替える剪定を解説します。
- カシスの夏越しと水やり — 関東でカシスを育てる最大の壁は夏の暑さです。遮光と水やり、敷きわらで根を守る方法と、肥料の与え方をまとめます。
- カシスの月別の作業 — カシスは冬の剪定と初夏の収穫、夏の暑さ対策が作業の山です。関東平野部を基準に、一年の作業を月ごとにまとめました。
- カシスの病害虫と障害 — カシスで多いのはうどんこ病、夏の葉焼け、幹に入る虫、鳥の食害です。症状からの見分け方と、薬に頼りすぎない手当てをまとめます。
- カシスの収穫と保存 — カシスは生では酸っぱく、加工して楽しむ果実です。房の熟し具合の見極め、収穫の手順、冷凍とジャム、シロップでの保存をまとめます。
「ベンコンナン」の苗木を買う
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この品種を記録すると
アプリで作物に「カシス」、品種に「ベンコンナン」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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