日当たり: 日なた水やり: 少なめ。着果後は乾燥気味に耐寒性: 弱い(霜で枯れる)
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月のトウガラシは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る
トウガラシを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
定植日
植えた日を残します。地温が上がる 5 月以降が安全です。
色づき始めた日
緑から赤へ変わり始めた日を残すと、乾燥用の収穫時期が読めます。
株ごと収穫した日
吊るして乾かす日を残します。翌年の作付け計画に使えます。
収穫までのコツ
トウガラシを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
着果したら水を控える
乾燥のストレスがカプサイシンを増やします。実がつき始めたら水やりを減らし、雨後も乾かし気味に管理します。
実を残して赤く熟させる
青いうちに採ると辛味が弱く、乾燥にも向きません。株上で真っ赤になるまで待ってから採ります。
株ごと抜いて逆さに吊るす
秋に株元から抜き、風通しの良い軒下に逆さに吊るします。実を 1 つずつ採るより早く均一に乾きます。
甘味種と離して植える
交雑しても今年の実の辛さは変わりませんが、種を採ると翌年に辛い実が出ます。自家採種するなら 5m 以上離します。
鉢は8号以上を選ぶ
根が張るほど実がつきます。小さい鉢では水切れが激しく、実が落ちて収量が伸びません。
トウガラシの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
トウガラシの病害虫(4)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
アブラムシ類
主要害虫
時期 春〜初夏(5〜6月)出る場所 新芽・葉裏出やすい条件 定植直後。窒素過多
症状 新芽に群生して葉が縮れます。ウイルス病を持ち込みます。
予防 シルバーマルチで飛来を減らします。窒素を控えめに。
対処 初期に叩きます。数が増えてからでは実の収量に響きます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri
トウガラシマイルドモットル病
主要病気
時期 生育期を通して出る場所 葉・実出やすい条件 汚染された種子。手指や器具からの接触
症状 葉に濃淡のまだらが出て、実に輪紋やゆがみが出ます。株の伸びが止まります。
予防 健全な種子を使い、作業前に手と道具を洗います。喫煙後は特に手を洗うこと。
対処 治せません。発病株を抜いて処分し、触れた道具を消毒します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): トウガラシマイルドモットルウイルス (PMMoV)、Tobamovirus capsica
ハダニ類
主要害虫
時期 夏(7〜8月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥
症状 葉が白くかすれ、進むと落葉します。乾燥管理をする作物なので出やすい相手です。
予防 葉裏への葉水で数を抑えます。株元の乾燥と葉の乾燥を分けて考えます。
対処 被害葉を取り、葉裏に水を強くかけます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科
炭疽病
よくある病気
時期 梅雨〜秋雨(6〜10月)出る場所 実出やすい条件 多雨。実の傷口
症状 実に円形のくぼんだ斑ができ、湿ると中心に橙色の粒が出ます。乾燥中に広がることもあります。
予防 雨よけと風通し。傷んだ実を株上に残さないこと。
対処 発病果を早く取り除きます。乾燥させる実は健全なものだけを選びます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66
よくあるトラブル
実が落ちる
高温期の水切れか窒素過多です。株元を敷きわらで覆い、追肥を止めて様子を見ます。
葉が縮れて黄色くなる
アブラムシが媒介するウイルス病です。治せないので株ごと抜き、周囲のアブラムシを減らします。
品種一覧(0)
Gadenin の作物マスタに登録されているトウガラシの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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