基本情報
- 系統・区分
- 葉利用・流通名
- 熟期
- 播種後 6〜8 週で収穫
- 種類
- 固定種
- 育てやすさ
- ★★★★★(5 段階で 5)
種子繁殖。若葉を香味野菜として利用。移植を嫌うため直播向き。
概要説明
パクチーはコリアンダーのタイ語名で、日本では葉を香味野菜として使うときの呼び名として定着しており、独立した品種ではありません。種苗の「パクチー」表記は葉の収穫を想定した一般的なコリアンダーで、香菜 (シャンツァイ) と同じものです。草丈は 30〜60 センチの一年草で、丸みのある切れ込み葉に独特の強い香りがあり、トムヤムクンやフォー、生春巻きの薬味に欠かせません。若い葉ほど香りが柔らかく、株が育つにつれて香りが強くなります。直根性で移植を嫌うため、プランターや畑へ直まきし、株間 15〜20 センチに間引きます。硬い種子は軽く割って一晩水に浸けると 1〜2 週間で発芽が揃います。春 (3〜4 月) と秋 (9〜10 月) が適期で、播種から 6〜8 週間で外葉から摘み取れます。夏は高温と長日でとう立ちして葉が減るので、春秋の 2 回に分けてまくと途切れません。とう立ちした後の白い花と若い種子もタイ料理では香味に使われます。日当たりを好みますが、夏は半日陰の方がとう立ちを遅らせられます。
パクチーの特徴
- コリアンダーのタイ語名で葉を使うときの流通名
- 丸みのある切れ込み葉に独特の強い香り
- 若葉ほど香りが柔らかく育つほど強くなる
- 直根性で直まき、種子は割って浸水すると発芽が揃う
- 春秋 2 回まきで途切れず収穫
- 夏は半日陰でとう立ちを遅らせる
向いている使い方
- タイ料理やベトナム料理の薬味
- 生春巻きやフォーのトッピング
- サラダや炒め物の香りづけ
- プランターで摘み取り栽培
パクチーの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはパクチーの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- パクチーの種まきと発芽 — パクチーは発芽に時間がかかり、殻のまままくと出方がばらつきます。殻を割る下ごしらえと春秋のまき時で、発芽が揃います。
- パクチーの水やりと追肥 — パクチーは乾燥と暑さで花茎が伸びやすく、葉が固く香りも落ちます。土を湿らせ気味に保ち、薄い追肥を続けると柔らかい葉が長く摘めます。
- パクチーの収穫と保存 — パクチーは外側の葉から摘めば同じ株から何度も穫れます。株ごと抜く場合との使い分けと、冷蔵や冷凍で香りを保つ方法をまとめます。
- パクチーの月別の作業 — パクチーは春まきで短期に、秋まきで冬を越して長く穫れます。関東の露地を目安に、月ごとの作業を表にまとめました。
- パクチーの病害虫と障害 — パクチーは香りが強く虫が少ない作物ですが、アブラムシとキアゲハの幼虫、梅雨の蒸れによる根腐れには注意が要ります。症状から原因を見分けます。
この品種を記録すると
アプリで作物に「パクチー」、品種に「パクチー」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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