基本情報
- 系統・区分
- 野菜/ハーブ・肥大茎
- 熟期
- 播種後 90〜100 日
- 種類
- 固定種
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
種子繁殖。株元が肥大するフィノッキオ系。涼しい季節が作りやすい。
概要説明
フローレンスフェンネルは、葉柄の基部が肥大して白い球状の株元を作るフェンネルの変種で、その株元を野菜として食べるタイプです。品種名ではなく変種名にあたり、イタリア語でフィノッキオと呼ばれ、同じものを指します。肥大した株元は直径 8〜12 センチ、セロリに似たシャキシャキした歯ごたえとアニスに似た甘い香りがあり、薄切りにしてサラダ、オーブン焼き、煮込みに使います。葉は普通のフェンネルと同じく香味に使えます。草丈は 50〜80 センチで、葉の茂るフェンネルより小柄です。一年草扱いで、直根性のため春 (3〜4 月) か秋 (9 月) に直まきし、株間 25〜30 センチに間引きます。株元を太らせるには涼しい気候と十分な水分が必要で、日本では秋まきの方がとう立ちしにくく作りやすいです。高温と乾燥でとう立ちすると株元が太らないので、夏は避けます。株元が直径 5 センチほどになったら土寄せして白く柔らかく仕上げ、播種から 90〜100 日で株元を切り取って収穫します。日当たりと水はけのよい肥沃な土を好みます。
フローレンスフェンネルの特徴
- 葉柄の基部が肥大して白い株元を作る野菜用の変種
- 株元は直径 8〜12 センチでシャキシャキした食感と甘い香り
- 草丈 50〜80 センチと葉用フェンネルより小柄
- 直根性で直まき、秋まきがとう立ちしにくい
- 高温と乾燥でとう立ちすると株元が太らない
- 土寄せして白く柔らかく仕上げる
向いている使い方
- 株元を薄切りにしてサラダに
- オーブン焼きや煮込みで甘みを楽しむ
- 葉を魚料理の香味に
- イタリア料理の食材として
フェンネルの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはフェンネルの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- フェンネルの種まきと植え付け — フェンネルは太い直根が下に伸びる作物で、植え替えを嫌います。葉を使う系統と株元を太らせる系統を選び、畑や鉢へ直にまくのが基本です。
- フェンネルの水やりと追肥 — フェンネルは乾燥に強く、湿りすぎると根元が腐ります。肥料も控えめにして、株元を太らせるフローレンス系統だけ追肥と土寄せを足します。
- フェンネルの収穫と保存 — フェンネルは葉、花、種、太った株元とそれぞれ収穫の時期が違います。葉は若いうちに少しずつ、種は茶色く乾いたら枝ごと切って干します。
- フェンネルの月別の作業 — フェンネルは多年草の系統なら一度植えれば毎年育ち、フローレンス系統は春と秋の二作型で株元を太らせます。月ごとの作業を表にまとめました。
- フェンネルの病害虫と障害 — フェンネルは香りで虫が少ない作物ですが、アブラムシとキアゲハの幼虫は毎年付きます。株元の蒸れと倒伏を含め、症状から原因を見分けて対処します。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「フェンネル」、品種に「フローレンスフェンネル」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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