基本情報
- 系統・区分
- 雑穀・ハトムギ・在来
- 熟期
- 10 月
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(5 段階で 3)
種子繁殖。地域在来系の受け皿。加工・茶用に利用。
概要説明
在来ハトムギは、地域で自家採種を繰り返しながら受け継がれてきた地方系統の総称です。育成品種のような均一さはなく、草丈や成熟の早さ、粒の大きさに株ごとの差が出ますが、その土地の気候や土に合った丈夫さがあります。粒は焙煎してお茶にするほか、脱皮して雑穀ごはんに混ぜたり、粉にして団子にしたりと、地域ごとの使い方が伝わっています。栽培は 5 月から 6 月に播いて 10 月に刈り取る作型で、湿り気のある土を好み、水はけの悪い畑でも育ちます。草丈は 1.5 メートル前後、株間は 30 センチほど取ります。在来系は登熟がそろいにくいので、穂全体の色を見て 8 割が褐色になった頃に刈り、束ねてよく乾かしてから脱穀します。自家採種する場合は、倒れず実の充実した株を選んで種を採ると、少しずつ作りやすい系統になっていきます。
在来ハトムギの特徴
- 地域で自家採種されてきた地方系統の総称
- 草丈や成熟の早さ、粒の大きさに株ごとの差がある
- その土地の気候に合った丈夫さをもつ
- 湿り気のある土を好み水はけの悪い畑でも育つ
- 登熟がそろいにくく刈り取り時期の見極めが要る
- 良い株から自家採種して系統を整えられる
向いている使い方
- 焙煎してハトムギ茶に
- 郷土の団子や雑穀ごはんに
- 自家採種して受け継ぐ
- 湿った畑の作物として
ハトムギの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはハトムギの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ハトムギの種まきと間引き — ハトムギは殻が硬く発芽に日数がかかる穀物です。一晩水に浸けて五月に点まきし、本葉で間引いて一か所一〜二本にします。
- ハトムギの水やりと追肥 — ハトムギは水を好む穀物で、夏の乾燥が実の入りを左右します。水を切らさず、追肥と土寄せを二回行って草丈二メートルの株を支えます。
- ハトムギの月別の作業 — ハトムギは五月にまいて九月下旬〜十月に収穫する、生育期間の長い穀物です。月ごとの作業と株の姿で決める目安を表にまとめます。
- ハトムギの病害虫と障害 — ハトムギは丈夫ですが、梅雨の葉枯病、茎に入るアワノメイガ、実が柔らかい時期の鳥害は毎年のように出ます。株の姿で早く見つけて手当てします。
- ハトムギの収穫と脱穀 — ハトムギは実が灰色〜茶色に硬くなったら株ごと刈り、軒下で乾かして脱穀します。刈り時の見分け方と、家庭でできる脱穀・選別の方法をまとめます。
- ハトムギの乾燥と焙煎 — ハトムギは殻付きで乾かして保存し、殻ごと煎ればハトムギ茶になります。乾燥の仕上げ方、焙煎の火加減、精白した実の使い方をまとめます。
「在来ハトムギ」の種を買う
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この品種を記録すると
アプリで作物に「ハトムギ」、品種に「在来ハトムギ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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