基本情報
- 系統・区分
- 香辛/薬味・葉実利用/赤・黒・濃色系
- 熟期
- 10 月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
香りのある葉・実・種子を利用。こぼれ種や地下茎で広がるものは管理に注意。
概要説明
黒エゴマは、種子が黒褐色に熟すエゴマの系統で、東北や信州の山間で古くから栽培されてきました。白エゴマにくらべて実がやや小ぶりで、炒ったときの香りが濃く、擂ったときに黒みの残る色合いになります。じゅうねんとも呼ばれ、擂り和えやおはぎのまぶし粉に使う郷土の食材です。草姿は白エゴマと同じく草丈 1 メートル前後の一年草で、葉も薬味として摘めます。日当たりのよい場所であれば土質を選ばず、やせ地でも育つ強さがあります。秋の彼岸を過ぎて穂が枯れ色になったら刈り取り、逆さに吊るして乾かしてからたたくと実がよく落ちます。実の熟すのが白エゴマより遅い系統が多いため、霜が早い地域では刈り遅れに気をつけます。刈り取りが遅れると実がこぼれて収量が落ちるので、穂の下の方が色づいた時点で刈るのが安全です。
黒エゴマの特徴
- 種子が黒褐色に熟し、実はやや小ぶり
- 炒ったときの香りが濃く、擂り粉は黒みを帯びる
- 東北や信州でじゅうねんと呼ばれる在来系
- 草丈 1 メートル前後でやせ地でも育つ
- 白エゴマより成熟がやや遅い系統が多い
- 刈り遅れると実がこぼれやすい
向いている使い方
- 擂って和え物やおはぎのまぶし粉に
- 味噌だれ・五平餅のたれ
- 葉を薬味として
- 自家搾油の原料に
エゴマの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはエゴマの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- エゴマの種まきと苗づくり — エゴマはシソの仲間で、五月に種をまけば秋に葉と実が穫れます。発芽させるコツと、ポット育苗から定植までの流れをまとめます。
- エゴマの水やりと追肥 — エゴマは肥料と水を好み、大株にするほど実の量が増えます。定植後の水やり、追肥の回数と量、株を大きくする管理をまとめます。
- エゴマの摘心と葉の摘み方 — エゴマは摘心すると脇芽が伸びて株が横に広がり、葉も実も増えます。摘心の時期と回数、葉を採りながら株を保つ摘み方をまとめます。
- エゴマの月別の作業 — エゴマは五月の種まきから十月の実の収穫まで半年の作物です。月ごとの作業を表にまとめ、関東の露地を基準に前後する時期の目安も示します。
- エゴマの病害虫と障害 — エゴマは香りで虫を遠ざける一方、ハスモンヨトウやバッタ、アブラムシには食べられます。症状の見分けと手当て、蒸れによる病気の予防をまとめます。
- エゴマの実の収穫と保存 — エゴマの実は穂が茶色く色づき始めたころに刈り、乾燥させてから叩いて落とします。刈り時の見極め、脱穀、選別、保存までの手順をまとめます。
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