基本情報
- 系統・区分
- 果樹/飲料・ナッツ系
- 生産者
- 国内育成/産地系
- 熟期
- 中生
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
木本性果樹または飲料作物。多くは暖地・鉢植え向きで、結実まで年数がかかる。
概要説明
やぶきたは、静岡の杉山彦三郎が在来の茶園から選抜した品種で、国内の茶園面積のおよそ 7 割を占める日本茶の基準的な存在です。渋みと旨味のつり合いがよく、香りは穏やかで、煎茶にしたときに誰にでもなじむ味わいになります。品種を語るときはやぶきたを物差しに「これより早い」「これより濃い」と表現されるほど広く行き渡っています。樹勢が強く、直立気味に枝を伸ばして株が早く仕上がり、収量も安定します。耐寒性は比較的あり、静岡から関東の平地でも育てられます。摘採期は中生で、暖地では 4 月下旬から 5 月上旬に一番茶を摘みます。家庭では鉢や庭の一角に植え、腰の高さで刈り込んで新芽を摘み、蒸してもんで自家製煎茶にできます。注意点は晩霜で、開き始めた新芽が遅霜に当たると茶色く傷むため、寒気の予報が出たら不織布をかけて守ります。
やぶきたの特徴
- 国内の茶園面積のおよそ 7 割を占める基準品種
- 渋みと旨味のつり合いがよく香りは穏やか
- 樹勢が強く直立気味に伸び、収量が安定する
- 耐寒性が比較的あり関東平地でも育つ
- 摘採期は中生で暖地では 4 月下旬から
- 新芽が遅霜に当たると傷みやすい
向いている使い方
- 煎茶・深蒸し煎茶に
- 自家製茶づくりの入門に
- 庭木として刈り込んで仕立てる
- 生垣として植える
茶の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは茶の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 茶の苗選びと植え付け — 茶は種より挿し木苗から始めるのが確実です。酸性の土と水はけを整え、最初の二年は摘まずに木を作ります。
- 茶の刈り込みと仕立て — 茶は刈り込みで摘む面を作る木です。時期と高さを守れば、翌年の新芽がそろって摘みやすくなります。
- 茶の摘み取りとお茶作り — 八十八夜前後の新芽を一芯二葉で摘みます。摘んだ葉は蒸して揉んで乾かせば、家庭でも煎茶になります。
- 茶の水やりと追肥 — 茶は乾燥と土の中和を嫌います。株元を覆って水を切らさず、酸性を保つ肥料を年三回に分けて与えます。
- 茶の月別の作業 — 四月下旬の一番茶、六月の二番茶と刈り込み、九月の肥料、十月の整枝が一年の骨組みです。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「茶」、品種に「やぶきた」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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