基本情報
- 系統・区分
- 果樹/飲料・ナッツ系
- 生産者
- 国内育成/産地系
- 熟期
- 晩生
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
木本性果樹または飲料作物。多くは暖地・鉢植え向きで、結実まで年数がかかる。
概要説明
おくみどりは、摘採期が遅い晩生の品種で、やぶきたの収穫が終わったころに一番茶を迎えます。産地では早生のさえみどり、中生のやぶきたと組み合わせて植え、摘み取り作業を長い期間に分散させるために欠かせない存在です。味は渋みが穏やかでこくがあり、香りに落ち着きがあるため、煎茶のほかてん茶や抹茶の原料としても評価されています。葉が濃緑で厚く、被覆栽培との相性がよいのが特徴です。樹勢は強く、耐寒性もある程度そなえているため、やや寒い産地でも育てられます。晩生なので遅霜の危険が過ぎてから新芽が伸び、霜害を受けにくいのは家庭栽培でも利点になります。一方で一番茶が遅い分、夏に向かって二番茶までの間隔が詰まるので、刈り取り後の追肥で株を疲れさせないようにします。日当たりと水はけのよい酸性土を選ぶ点は他の茶と同じです。
おくみどりの特徴
- 摘採期が晩生でやぶきたの後に一番茶を迎える
- 渋みが穏やかでこくがあり香りが落ち着く
- 葉が濃緑で厚く、被覆栽培との相性がよい
- 抹茶やてん茶の原料としても使われる
- 新芽の動きが遅く霜害を受けにくい
- 樹勢が強く耐寒性もそなえる
向いている使い方
- てん茶・抹茶の原料に
- こくのある煎茶に
- 収穫期を分散させる植え合わせに
- 寒さのある産地の栽培に
茶の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは茶の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 茶の苗選びと植え付け — 茶は種より挿し木苗から始めるのが確実です。酸性の土と水はけを整え、最初の二年は摘まずに木を作ります。
- 茶の刈り込みと仕立て — 茶は刈り込みで摘む面を作る木です。時期と高さを守れば、翌年の新芽がそろって摘みやすくなります。
- 茶の摘み取りとお茶作り — 八十八夜前後の新芽を一芯二葉で摘みます。摘んだ葉は蒸して揉んで乾かせば、家庭でも煎茶になります。
- 茶の水やりと追肥 — 茶は乾燥と土の中和を嫌います。株元を覆って水を切らさず、酸性を保つ肥料を年三回に分けて与えます。
- 茶の月別の作業 — 四月下旬の一番茶、六月の二番茶と刈り込み、九月の肥料、十月の整枝が一年の骨組みです。
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