基本情報
- 系統・区分
- 果樹/飲料・ナッツ系
- 生産者
- 国内育成/産地系
- 熟期
- 中生
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
木本性果樹または飲料作物。多くは暖地・鉢植え向きで、結実まで年数がかかる。
概要説明
ごこうは、京都の宇治在来の茶園から選抜された品種で、覆いをかけて育てる玉露やてん茶の原料として高く評価されてきました。日光を遮って育てると旨味の元になる成分が葉に残り、独特の覆い香とともに、とろりとした濃厚な甘みの茶になります。宇治の高級玉露や抹茶の原料として名前が挙がるのはそのためです。露地の煎茶に仕立てても悪くはありませんが、この品種の持ち味は被覆栽培でこそ出ます。樹勢は中程度で、育成の手間はやぶきたより掛かり、収量も多くはありません。葉はやや細めで、新芽の色が淡いのが見分けの手がかりです。摘採期は中生から晩生寄りで、被覆期間はおよそ 20 日ほど取ります。家庭で試すなら、一番茶の新芽が伸び始めたら寒冷紗を二重に掛けて日を遮り、摘んだ葉を蒸して仕上げると覆い下の味を体験できます。
ごこうの特徴
- 宇治在来から選抜された玉露・てん茶向き品種
- 被覆栽培で覆い香と濃厚な甘みが出る
- 葉はやや細めで新芽の色が淡い
- 樹勢は中程度で収量は多くない
- 摘採期は中生から晩生寄り
- 露地栽培では持ち味が生きにくい
向いている使い方
- 玉露の原料として
- てん茶・抹茶の原料に
- 寒冷紗で覆う自家製茶の実験に
- 香りを重視した高級茶づくり
茶の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは茶の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 茶の苗選びと植え付け — 茶は種より挿し木苗から始めるのが確実です。酸性の土と水はけを整え、最初の二年は摘まずに木を作ります。
- 茶の刈り込みと仕立て — 茶は刈り込みで摘む面を作る木です。時期と高さを守れば、翌年の新芽がそろって摘みやすくなります。
- 茶の摘み取りとお茶作り — 八十八夜前後の新芽を一芯二葉で摘みます。摘んだ葉は蒸して揉んで乾かせば、家庭でも煎茶になります。
- 茶の水やりと追肥 — 茶は乾燥と土の中和を嫌います。株元を覆って水を切らさず、酸性を保つ肥料を年三回に分けて与えます。
- 茶の月別の作業 — 四月下旬の一番茶、六月の二番茶と刈り込み、九月の肥料、十月の整枝が一年の骨組みです。
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