日当たり: 半日陰〜日陰水やり: 多め。乾かさない耐寒性: 強い
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月のワサビは「播種・育苗」の時期です。 9月の畑仕事を見る
ワサビを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植え付け日
苗を植えた日を残します。生育が遅い植物なので、年ごとの比較が役に立ちます。
葉を収穫した日
葉わさびとして摘んだ日を残します。株の負担を見るのに使えます。
夏越しの状況
夏に何度枯れ込んだか、どこに置いていたかを残すと、翌年の置き場所が決まります。
収穫までのコツ
ワサビを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
北側の日陰に置く
直射日光は葉焼けを起こします。建物の北側や樹の下など、一日を通して直射の当たらない場所を選びます。
腰水で常に湿らせる
受け皿に水をためて土を乾かさないようにします。ただし水温が上がる夏は毎日替えて、ぬるま湯にしないこと。
花茎は開く前に摘む
つぼみの状態で摘んで湯通しし、密閉して置くと辛味が立ちます。開いてからでは香りが落ちます。
葉は外側から摘み取る
中心の新芽を残して外葉から摘めば、株を維持したまま何度も収穫できます。一度に摘むのは 1 株あたり 2〜3 枚までにとどめます。
3年ごとに植え替える
根茎が上へ伸びて株が不安定になります。3 年を目安に掘り上げ、根茎が隠れるまで深植えし直すと勢いが戻ります。
ワサビの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 完熟堆肥探す言葉「完熟堆肥 牛ふん」
- 規格の目安
- 牛ふん堆肥かバーク堆肥。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 1 ㎡あたり 2〜3kg(およそ 5〜8L)。
最初にやることは土づくりです。植え付けの 2〜3 週間前に入れて、土になじませます。
- 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8」
- 規格の目安
- 粒状。1kg 袋なら一年ぶんの追肥に足ります。
- 数量の目安
- 元肥は 1 ㎡あたり 100g、追肥は 1 回 30〜50g。
元肥にも追肥にも同じものが使えます。まず 1 袋あれば十分です。
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm のステンレス製。柄と刃が一体のものは曲がりません。
種まきから植え付けまで、いちばん手に取る道具です。
- 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
- 規格の目安
- 目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱と合わせて使います。
薬を使わずに虫を防ぐなら、まずこれです。1mm で止まるのは蛾や蝶。アブラムシやアザミウマまで狙うなら 0.6mm 以下が要りますが、そのぶん風が通らなくなります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
- 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。
ワサビの病害虫(3)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
根腐病
主要病気
時期 夏(7〜9月)出る場所 根・株元出やすい条件 高温と過湿の同時進行
症状 株元が茶色く軟らかくなり、葉ごと倒れます。夏に最も多い枯死の原因です。
予防 水は切らさず、しかし水温を上げないこと。毎日水を替え、風を通します。
対処 傷んだ株は取り除きます。健全な芽があれば新しい用土で植え直します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aphanomyces cladogamus、Aphanomyces cochlioides、Cylindrocladium floridanum ほか47
アオムシ
よくある害虫
時期 春・秋(4〜6月、9〜10月)出る場所 葉出やすい条件 モンシロチョウが飛ぶ時期
症状 アブラナ科なので葉が食われます。緑色の幼虫が葉裏にいます。
予防 防虫ネットをかけます。日陰でも産卵されます。
対処 捕殺します。葉が食害されると株が弱ります。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): モンシロチョウ
アブラムシ類
よくある害虫
時期 春(4〜5月)出る場所 新芽・花茎出やすい条件 風通しの悪い日陰
症状 花茎や新芽に群生します。日陰で風が通らない環境で増えます。
予防 株間を広げ、風の通る日陰を選びます。
対処 水で流すか手で取ります。食べる部分なので薬剤は避けます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri
よくあるトラブル
夏に溶けるように枯れる
高温多湿による株腐れです。20 度以下を保てる日陰へ移し、風通しを確保します。西日は完全に避けます。
根茎が太らない
家庭では普通のことです。太い根茎には冷涼な流水が要ります。葉と花茎を食べる畑わさびとして楽しむのが現実的です。
品種一覧(0)
Gadenin の作物マスタに登録されているワサビの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
この記事は広告を含みます。