基本情報
- 系統・区分
- 国内主要・秋果中心
- 熟期
- 9 月〜10 月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
普通型で受粉樹不要。早生日本種の流通名として扱われることが多い。主要国内品種で、株枯病対策では抵抗性台木との組み合わせが検討対象。
概要説明
蓬莱柿 (ほうらいし) は江戸時代に中国経由で長崎に伝わったとされる日本在来のイチジクで、「日本いちじく」「早生日本種」とも呼ばれます。秋果専用種で、9 月から 10 月にかけて 60〜80 グラムの果実が穫れます。果皮は赤紫を帯びた褐色、果肉は濃い赤で、糖度 17 度前後の濃い甘みと少しの酸味がある昔ながらの味。皮が薄いので丸ごと食べられ、ジャムにすると鮮やかな赤色に仕上がります。樹勢は強く上に伸びやすいため、家庭では冬の剪定で主枝を低く保つと管理が楽です。桝井ドーフィンより寒さに強く、冬の枝枯れが少ないのが利点。反面、果頂部が開いて雨水が入りやすく、熟期の長雨で裂果や腐敗が出ます。株枯病の被害も報告されており、水はけの悪い場所は避けてください。
蓬莱柿の特徴
- 江戸時代から続く日本在来種で秋果専用
- 果重 60〜80 グラム、糖度 17 度前後
- 皮が薄く丸ごと食べられる
- 桝井ドーフィンより耐寒性が強い
- 樹勢が強く直立するので冬に切り戻す
- 果頂部が開くため長雨で裂果しやすい
向いている使い方
- 生のまま食べる
- 赤色の鮮やかなジャム
- 庭植え向き
- 寒冷地寄りの地域の露地栽培
イチジクの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはイチジクの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- イチジクの植え付け — 夏果と秋果のどちらを狙うかで品種が変わります。植える時期と鉢の大きさ、株間を先に決めます。
- イチジクの剪定と仕立て — 秋果は今年の枝に実るので強く切れます。夏果は前年枝の先端に付くので切りすぎると採れません。
- イチジクの水やりと肥料 — イチジクは水を多く必要とする一方で、熟す直前の雨で実が割れます。時期ごとに水と肥料の量を変えます。
- イチジクの月別の作業 — 冬の剪定と元肥、夏の摘心、秋の収穫が柱です。月ごとにやることと迷ったときの判断を表にまとめます。
- イチジクの病害虫と対策 — イチジク最大の敵は幹を食うカミキリムシです。株元の木くずの見つけ方と、梅雨の実腐れ、さび病の対策をまとめます。
- イチジクの収穫と保存 — イチジクは採ってから熟しません。実が垂れて目が開いた完熟を朝に採り、その日のうちに食べるか加工します。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「イチジク」、品種に「蓬莱柿」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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