基本情報
- 系統・区分
- 初夏・白花/日本原産系
- 熟期
- 5 月下旬〜6 月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
球根。白い筒状花。日当たりと水はけを好む。
概要説明
テッポウユリは沖縄や奄美など南西諸島に自生する日本原産のユリで、横向きに咲く純白のラッパ形の花が鉄砲の筒に似ることから名づけられました。江戸時代末期に海外へ渡って「イースターリリー」として復活祭の花になり、明治から昭和にかけては球根が主要な輸出品でした。花は長さ 12〜15 センチの筒状で、先端が 6 つに開き、甘くさわやかな香りがあります。草丈は 50〜100 センチで、1 本の茎に 2〜6 輪を横向きにつけ、開花は 5 月下旬から 6 月です。球根は 10〜11 月に深さ 10〜15 センチに植え、日向から半日陰の水はけのよい場所で育てます。暖地原産のため寒さにはやや弱く、寒冷地では鉢植えで冬に防寒します。ウイルス病にかかりやすい性質があり、葉にモザイク状の模様が出た株は抜き取ってアブラムシによる伝染を防ぎます。近縁の台湾原産タカサゴユリとの交雑種 (シンテッポウユリ) は種からも育ち、播種から 1 年で咲くので、種で増やす楽しみもあります。切り花は葯を取り除くと花弁が汚れません。
テッポウユリの特徴
- 純白のラッパ形で横向きに咲く
- 長さ 12〜15 センチの筒状花
- 甘くさわやかな香り
- 草丈 50〜100 センチで 1 茎に 2〜6 輪
- 5 月下旬〜6 月に咲く
- 寒さにやや弱くウイルス病に注意
向いている使い方
- 切り花・生け花
- 日向の庭植え
- 鉢植え・プランター
ユリの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはユリの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ユリの球根の植え付け — ユリは球根の上からも根が出る特殊な花です。深く植える理由と、系統ごとの置き場所の違いを解説します。
- ユリの水やりと追肥 — ユリは開花までの水切れと、花後の肥料切れがもっとも響きます。時期ごとの水と肥料の加減を整理します。
- ユリの花を咲かせる — 咲いてからの扱いで花の寿命と翌年の球根が変わります。おしべ取り、切り花、花がらの処理を解説します。
- ユリの月別の作業 — 秋に植えて初夏に咲き、花後に球根を太らせる一年を月ごとに整理します。鉢植えの読み替えも添えます。
- ユリの病害虫と障害 — ユリで出る病害虫は決まっています。梅雨の葉枯病、治らないウイルス病、赤い甲虫の見分けと対処をまとめます。
- ユリの休眠期と掘り上げ — 葉が枯れてから翌春までが休眠期です。掘り上げるか植えっぱなしにするかの判断と、球根の扱いを解説します。
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この品種を記録すると
アプリで作物に「ユリ」、品種に「テッポウユリ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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