基本情報
- 系統・区分
- 夏・日本原産/斑点花
- 熟期
- 7 月下旬〜8 月
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
球根。反り返る花弁と斑点が特徴。比較的丈夫で庭植え向き。
概要説明
カノコユリは九州や四国の一部に自生する日本原産のユリで、桃色の花弁に濃い紅色の斑点が鹿の子絞りのように散り、花弁が強く反り返って下向きに咲きます。江戸時代にシーボルトがヨーロッパへ持ち帰り、オリエンタルハイブリッドの主要な親のひとつになった、園芸史上重要な種です。花は直径 10〜12 センチで、斑点の部分が突起状に盛り上がり、甘い香りがあります。草丈は 1〜1.5 メートルで、1 本の茎に 5〜10 輪をつけ、開花は 7 月下旬から 8 月と日本のユリの中では遅咲きです。球根は 10〜11 月または早春に深さ 15 センチほどに植え、半日陰の水はけのよい場所で育てます。原種のわりに性質は丈夫で、暑さにも比較的強く、庭植えなら植えっぱなしで毎年咲きます。斑点の少ない白花のシロカノコユリや、より濃色の選抜品種も流通します。花が横に広がるので株間は 30 センチほどあけ、大型になる株は支柱を添えます。花後は花首を切って葉を残し、球根を太らせると翌年も安定して咲きます。
カノコユリの特徴
- 桃色に紅色の斑点が鹿の子模様に入る
- 花弁が強く反り返り下向きに咲く
- 直径 10〜12 センチで甘い香り
- 草丈 1〜1.5 メートルで 1 茎に 5〜10 輪
- 7 月下旬〜8 月に咲く遅咲き
- 原種のわりに丈夫で植えっぱなしで咲く
向いている使い方
- 半日陰の庭植え
- 和風の庭・自然風の庭
- 切り花・生け花
ユリの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはユリの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ユリの球根の植え付け — ユリは球根の上からも根が出る特殊な花です。深く植える理由と、系統ごとの置き場所の違いを解説します。
- ユリの水やりと追肥 — ユリは開花までの水切れと、花後の肥料切れがもっとも響きます。時期ごとの水と肥料の加減を整理します。
- ユリの花を咲かせる — 咲いてからの扱いで花の寿命と翌年の球根が変わります。おしべ取り、切り花、花がらの処理を解説します。
- ユリの月別の作業 — 秋に植えて初夏に咲き、花後に球根を太らせる一年を月ごとに整理します。鉢植えの読み替えも添えます。
- ユリの病害虫と障害 — ユリで出る病害虫は決まっています。梅雨の葉枯病、治らないウイルス病、赤い甲虫の見分けと対処をまとめます。
- ユリの休眠期と掘り上げ — 葉が枯れてから翌春までが休眠期です。掘り上げるか植えっぱなしにするかの判断と、球根の扱いを解説します。
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