基本情報
- 系統・区分
- 熱帯果樹・バナナ/古典品種
- 熟期
- 結実まで 1.5〜2 年
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
大型草本。古典的な香りのよい品種。病害と寒さに注意。
概要説明
グロスミシェルは、20 世紀前半まで世界の輸出バナナの主役だった古典品種で、パナマ病という土壌病害に弱かったために産地が壊滅し、現在のキャベンディッシュ系に取って代わられた歴史を持ちます。バナナの香料の味はこの品種の風味をもとにしているといわれ、キャベンディッシュより甘みと香りが強く、果肉はきめ細かくねっとりしています。実は 15〜20 センチで皮が厚く、房の形が整っていて輸送に向いていたことも当時の主力になった理由です。草丈は 4〜5 メートルと高く、偽茎は太く、大型の草本なので広い場所か温室が必要です。寒さには弱く、気温 10 度以下で生育が止まり、霜に当たると葉が枯れるため、日本では暖地の防寒栽培か温室向きです。パナマ病に弱いので連作や他のバナナの病気が出た土では育てず、清潔な用土で管理します。開花まで 1 年半から 2 年、生育期は水と肥料を切らさないようにします。
グロスミシェルの特徴
- 20 世紀前半まで世界の輸出バナナの主役だった古典品種
- キャベンディッシュより甘みと香りが強く果肉がきめ細かい
- 実は 15〜20 センチで皮が厚く房の形が整う
- 草丈 4〜5 メートルの大型種で広い場所か温室が必要
- パナマ病に弱く清潔な用土で管理する
- 気温 10 度以下で生育が止まり霜で葉が枯れる
向いている使い方
- 幻の古典品種の風味を自家栽培で味わう
- 温室や暖地の防寒栽培で育てる
- 香りの強い果実をデザートに
バナナの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはバナナの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- バナナの苗選びと植え付け — 関東の露地で実まで狙うなら品種選びが九割です。矮性で寒さに強い品種を、大きめの鉢に春に植えます。
- バナナの水やりと追肥 — バナナは水と肥料をとても多く使う植物です。夏の生育期に切らさず与え、葉を一枚でも多く出させます。
- バナナの冬越し — バナナの冬越しは関東の栽培で一番の山場です。鉢は室内へ、地植えは地上部を諦めて株元を守ります。
- バナナの月別の作業 — 関東の鉢植えバナナは、夏に育てて冬に守る一年です。月ごとの作業と、その月に株がどんな姿なら順調かをまとめます。
- バナナの病害虫と障害 — 日本のバナナで多いのは室内のハダニとカイガラムシ、それに水のやりすぎによる根腐れです。葉の姿で早めに見つけます。
- バナナの収穫と追熟 — バナナは木の上で黄色くなるのを待ちません。実の角が丸くなったら青いまま切り、室内で追熟させて食べます。
「グロスミシェル」の苗木を買う
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この品種を記録すると
アプリで作物に「バナナ」、品種に「グロスミシェル」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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